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この記事では無料版のChatGTPと、有料版のChatGPT Plusの違いが何かを紹介します。
無料のChatGPTと有料のChatGPT Plusの大きな違いとして、ChatGPT PlusはGPT-4を使えることが挙げられますが、それ以外に何か違うのでしょうか。
またそもそも無料版のChatGPTで使えるGPT-3.5と、有料版のChatGPTで使えるGPT-4でどんな違うがあるのでしょうか。そんなことをこの記事では解説していきます。
有料版のChatGPT Plusと無料のChatGPT違い
それでは無料版のChatGPTと有料版のChatGPT Plusで何が違うのか見ていきます。
GPT-4を使える
無料のChatGPTはGPT-3.5という言語モデルを使うことができます。そして有料版のChatGPT Plusは最新版のGPT-4が使えます。
ここでは「無料版と有料版の違い」を説明したいので、GPT-3.5とGPT-4の違いはこのあとで改めて紹介します。
ここではとりあえず「最新の言語モデル」が使える。つまり「より賢いChatGPTを使える」という点を理解してもらえたら十分です。
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アクセスが集中しても優先的に使える
無料版のChatGPTは時間帯やアクセスの集中によって、使えなくなってしまうことがあります。
その点、有料版のChatGPT Plusは優先的にアクセスすることができます。もちろん「絶対にアクセスできる」保証があるわけではありません。
それでも頻繁にアクセスできなくなる可能性は減るので、余計なストレスを避けることができます。
仕事や勉強などでChatGPTをよく使う人にとって「ChatGPTが使えない状態」はかなり困るはず。そんな人は有料版を検討してみても良いと思います。
月額US20ドルかかる
ChatGPT Plusは有料版なので毎月20ドル(約2700円弱)かかります。
この20ドル(約2700円)を高いと考えるか、安いと考えるかはどう利用するか次第ではないでしょうか。
「少し興味がある」「触ってみたい」程度であれば高いと感じるかもしれません。反対に仕事で使っていたり、これからChatGPTを使って何か初めてみたい、今後のための勉強として有料版にしたいと考えている人にとっては安いと思えるかもしれません。
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ちなみに支払いは「1ヶ月ごと」なので、とりあえず1ヶ月だけ有料版のChatGPT Plusにアップグレードして、翌月から元に戻すこともできますので「ちょっと興味がある」という人も1ヶ月だけ試してみてもいいですね。
優先的なサポートを受けられる
有料版は24時間365日、優先的にサポートを受けることができます。一方、無料版は優先順位が下がるため「即対応」はされません。
ちなみにサポートは有料版でも無料版でも英語やりとりをする必要があります。英語が苦手な場合は、ChatGPTやDeepLに訳してもらってもいいかもしれません。
ChatGPT Plus以外でも使えるGPT-4
もしGPT-4を使いたいけど、ChatGPT Plusには興味を持てない・毎月2700円も払いたくないという方、まだGPT-4を使うのを諦めてはいけません。
GPT-4が搭載されたウェブサービスを使うことで、ChatGPT Plusを使わなくてもGPT-4を体験することができます。
サービスによってChatGPT PlusのGPT-4とまったく同じではないカスタムモデルだったりしますが、それでもGPT-4であることに変わりはありません。
以下はGPT-4が搭載されたウェブサービスの一例です。サービスごとに「無料」「一部無料」などありますので、料金は各自ご確認ください。
- BingAI
- BeMyEyes
- Tome
- Duolingo Max
- Microsoft 365 Copilot
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GPT-3.5とGPT-4の違い
ここまでは無料版のChatGPTと有料版のChatGPT Plusの違いを紹介してきました。
ここからは無料版で使える言語モデルGPT-3.5と、有料版で使える言語モデルGPT-4の違いなどを紹介します。
より賢くなったGPT-4
アメリカには「Uniform Bar Exam」と呼ばれる全国統一司法試験のようなものがあります。満点が400点で合格ラインはその時々で変わりますが、だいたい260点といわれています。
GPT-3.5は同試験を受けた際、スコアが400満点中213点でした。これは受験者の下位10%程度で、残念ながら試験に合格するスコアではありません。
ところがGPT-4は一気にスコアが跳ね上がり、400万点中298点でした。これは受験者の上位10%程度のスコアで、もちろん合格ラインをクリアしています。
この結果は中でも突出した良い結果で、すべての面でそこまで性能が向上したわけではありませんが、それ以外に行った多くの試験でGPT-4はGPT-3.5よりも良い結果を導き出しています。
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なぜGPT-4はGPT-3.5と比べてここまで賢くなったのか。
GPTに限らずAIは結果・答えを導き出すとき「パラメーター」と呼ばれる様々なデータを参照します。答えを導き出すためのパラメーターが多ければ多いほど、より多彩で複雑な回答を得ることができます。
GPT-3.5はパラメーターが1.75兆個でした。1.75兆でも相当多いように感じますが、GPT-4は約57倍の100兆個に増えました。
不適切な回答や偏った回答が減った
GPT-4は不適切な回答や、政治的・論理的などの観点で見て偏った回答が減りました。
生成・処理できるテキストが増えた
GPT-3.5とGPT-4で扱えるトークン数が変わりました。これによってGPT-3.5は約5,000文字のテキストを生成・処理できるのに対して、GPT-4は約25,000文字まで対応することができます。
これによってこれまでよりも長い文章を書いたり、長い文章をインプットして解析することができるようになっています。
余談ですが「GPT-4は25,000文字扱える」と書いてあると、相当な量のテキストをインプットして解析してくれそうですが、一般的に小説など書籍の文字数はサイズや分厚さなどにもよりますが10万くらいとされています。
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つまり本を1冊読み込ませて、それを解析することはまだできないということです。
とはいえ、25,000文字は一般ユーザーが使う分には十分すぎるはずです。
画像の解析ができるが、まだ開発途中
GPT-4から画像の解析ができるようになりました。
有名な例として「この画像のおかしなところを教えて」と伝えて、iPhoneに昔のディスプレイケーブルを繋げた画像を見せると「ケーブルが違う」と指摘してくるというものがあります。
これができるとかなりすごいのですが、まだ開発途中らしく一般公開はされていません。
データは引き続き2021年9月まで
無料で提供されているGPT-3.5の最新データは2021年9月までです。
そのため、それ以降に起こった出来事について質問をしても正しい答えは返ってきません。
これはGPT-4も同じです。「もっと新しい情報で回答してほしい」と思ってChatGPT Plusにアップグレードすると、期待外れになるかもしれません。
ChatGPT Plusにアップグレードする方法
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ChatGPT Plusにアップグレードする方法は非常に簡単です。
- サイドバー下のUpgrade to Plusをタップ
※モバイル端末の場合、画面左上の三本線をタップしてサイドバーを表示させましょう。 - Upgrade planをタップ
- 支払い情報や住所を入力
- 申し込むをタップ
あとは画面の指示に従っていくだけです。ちなみに支払い情報や住所はGoogleアカウントでChatGPTにログインしている場合、省略されることがあります。
その後「Introducing GTP-4」という画面が出てくるので、GPT-4を使ってみたい場合はTry GPT-4をタップします。
GPT-3.5とGPT-4を切り替えて使うことができる
ChatGPT Plusにアップグレードすると、ChatGPTにメッセージを送る画面でGPT-3.5とGPT-4を選ぶことができます。現在、GPT-4は利用に制限があり、3時間のあいだに25回しかメッセージを送ることができないため、それを超えそうな場合はGPT-3.5とGPT-4をうまく使い分ける必要があるようです。
ChatGPT Plusを解約する方法
最後にChatGPT Plusを解約する方法を紹介します。
- 画面左のサイドバー一番下にあるアカウント名の横の三点をタップ
※モバイル端末の場合は画面左上の三本線をタップしてサイドバーを表示させましょう。 - My planをタップ
- 現在のプランが表示されるのでManage my subscriptionをタップ
- プランをキャンセルをタップ
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あとは画面の指示に従っていきます。解約はあっと言うかに完了します。