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今年2020年に発売されるiPhoneは更なる高速化と、より消費電力が少ないものへ大きく進化するかもしれません。
iPhone 12のA14チップは5ナノチップを搭載!?更なる高速化を実現か
Cult of Mac経由Digitimesによると、Appleは今年の第二四半期(2020年1月から3月)のあいだに次期iPhone(iPhone 12)のプロセッサ(A14チップ)として5nmチップの製造を開始するそうです。
その情報によると製造は、中国の半導体製造メーカーTSMCが引き続き行うとのこと。
5nmチップって何?どのくらい高速化されるの?
ところで5nmチップが搭載されるとiPhoneはどのくらい早くなるのでしょうか。
一般的にプロセッサーは10nm、7nm、5nmなどがあり数日小さいほど、そのプロセッサー(チップ)の性能は上がります。
例えば過去のApple製品に搭載されたチップを見ていくと以下のようになります。
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搭載機種 | ||
---|---|---|
A7 | 28nm | iPhone 5s、iPad Air 第1世代、iPad mini 2、iPad mini 3 |
A8 | 20nm | iPhone 6/6Plus、iPad mini 4、iPod Touch 第6世代、Apple TV 第4世代、HomePod |
A9 | 16nm | iPhone 6s/6s Plus、iPhone SE、iPad 第5世代 |
A10 | 16nm | iPhone 7/7 Plus、iPad 第6世代と第7世代、iPod Touch 第7世代 |
A11 | 10nm | iPhone 8/8 Plus、iPhone X |
A12 | 7nm | iPhone XR、iPhone XS/XS Max、iPad Air 第3世代、iPad mini 第5世代 |
A13 | 7nm | iPhone 11、iPhone 11 Pro/11 Pro Max |
iPhone 11に搭載されたプロセッサ「A13」とiPhone XSの「A12」は同じ7nmチップでありながら20%も高速化が図られました。
そしてその更に前のiPhone Xに搭載された「A11」は10nmが搭載されて、「A12」と比べると15%の高速化が図られました。
つまりA11→A12→A13と代を重ねるごとに15-20%高速化されてきたことになります。
そして「A14」チップが5nmチップとなることでどれだけ高速になるのか?というと、まだA14チップを搭載したApple製品は発売されていないのでわかりません。
ここ数年の成長率を考えると15-20%程度の可能性もありますが、iPhone 5からiPhone 5sになった(A6からA7になった)ときはAppleによると速度は100%アップ、つまり2倍になったそうです
他にもA8からA9(iPhone 6からiPhone 6s)のときも80%アップ、さらにA9からA10も100%アップしているため、A14チップが搭載されるiPhone 12も2倍の高速化が図られる可能性はゼロではありません。