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Notionといえばここ数年で急成長を遂げたウェブサービスの1つではないでしょうか。
特に日本語に対応したことで日本人のユーザーも増えて、さらに利用者が増えた印象です。
さてNotionには無料のプランと有料プランが幾つかあるのですが、この記事ではNotionの無料版「フリー」と有料版「プラス」の違いをできるだけわかりやすく紹介します。
Notionの無料版は「これだけ使えて本当に無料で良いのか?」と思えるほど、多くの機能を使うことができます。無料版と有料版は基本的な機能に違いがないので、正直なところ多くのユーザーが無料版でまったく問題ないほどです。
では有料版に変えるメリットはどこにあるのか、どんな人が有料版に切り替えたら良いのか情報をまとめていきます。
この記事は2023年7月1日時点のものです。
一目でわかる「フリー」と「プラス」の違い
まずは無料版の「フリー」と有料版の「プラス」の細かい機能の違いを説明する前に、「フリー」と「プラス」の違いを一覧でまとめて紹介します。
細かい違いはNotionの料金ページに掲載されていますが、「結局何がちがうのかイマイチわかりにくい」です。
それぞれの詳細は追って1つずつ解説していきます。下記の表を見て「無料版と有料版の違いのだいたいのイメージ」を掴んでください。
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ちなみに無料版と有料版「プラス」は、基本機能は一緒です。また無料版のフリーと、有料版のプラスの違いはそんなにたくさんありません。
また「学生」や「教職員」の方は学校が発行しているメールアドレスでユーザーアカウントを作ると有料版「プラス」を無料で使うことができます。なので学生や教職員のかたは迷わず「プラス」を使っても良いですね。
フリー | プラス | |
---|---|---|
チームで使うブロック数 | 制限あり | 無制限 |
ファイルのアップロード | 5MBまで | 無制限 |
ページ更新履歴 | 7日 | 30日 |
ゲストコラボレーター | 10人 | 100人 |
カスタムnotion.siteドメイン | ||
検索エンジンのindex(検索を許可) | ||
同期データベース | 1 | 無制限 |
同期データベースごとの行制限 | 100 | 2万 |
優先サポート | ||
料金 | 無料 | $8/月 |
この違いだけを見て自分にとって「プラス」が必要なのか、それとも不必要なのかわかる場合は、ここでページを閉じてしまってもいいのですが、もし「この機能何?」というものがある場合は、これから解説する個別の機能もちぇっくしてみてください。
機能別:Notion無料版「フリー」と有料版「プラス」の違い
それでは、それぞれの機能がどんな機能なのか詳しく見ていきましょう。
ファイルアップロードの制限が違う
無料の「フリー」を使う場合、「1ファイルで5MB」という制限があります。一方、「プラス」の場合、5MB以上のファイルもアップロードできます。制限はありません。
ウェブサイト用に最適化された画像であれば5MBを超えることはあまりないかもしれませんが、動画や高解像度の写真、画像付きでページ数が多いPDFなどは5MBを超えてしまいますので注意が必要です。
ページ更新履歴の日数が違う
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無料版はページごとに更新履歴を「7日間」保存しています。7日以内であれば加筆・修正等の更新履歴・更新内容を保存しているので、「誤って修正したページ」やあとから「やっぱり元に戻したい」といったことが可能です。
その過去に戻れる日数が無料版は7日間。「プラス」の場合は30日戻ることができます。
ページの加筆・修正・変更が多い場合、またチームやゲストを招待して編集する機会が多い場合は、更新履歴の日数が長いほうが安心ですね。
チームで使うブロック数が違う
無料版では「チームで使うブロック数」が1000までという制限があります。ところが有料版の「プラス」にはそういった制限がありません。
「1000ブロック」というとわかりにくいかもしれません。「1ブロックは1段落」です。
共有しているページの合計ブロック数が1000を超えると、ブロックを作成できなくなってしまいます。
「とりあえず」という意味でいえば「1000ブロック」はそれなりの数かもしれませんが、ちょっと使い込むとあっという間に「1,000」を超えてしまうでしょう。
ゲストコラボレーターの上限が違う
二つ目の違いは「ゲストコラボレーターの上限が違う」です。
無料版は「10人」までゲストコラボレーターを追加することができす。一方、有料版の「プラス」では100人まで登録することができます。
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ちなみに「ゲストコラボレーター」または「ゲスト」は、特定のページで一緒に作業するチーム外のユーザーです。ゲストはページごとに設定する必要があります。
特定のワークスペースをまるごと共有して作業したい場合は「チームスペース」を作成して、「メンバー」を登録して共同作業を行います。
上限の10人が多いか少ないかは目的や仕事内容によって変わってくると思います。
カスタムnotion.siteドメインの有無
Notionで作成したページをインターネット上に公開し、ウェブサイトの代わりとしてNotionユーザー以外にも公開することができます。
その際、無料版「フリー」の場合はドメイン名を設定することができませんが、有料版「プラス」はドメイン名をカスタマイズすることができます。
「フリー」の場合、ドメイン名はユーザー名が使われます。例えばユーザー名が「abcdefg」の場合、「abcdefg.notion.site/ページのユニークID」となります。ところが「プラス」の場合は「ユーザー名」で使うこともできますが、自分でカスタマイズすることができます。
検索エンジンにindexされる
検索エンジン経由で自分のウェブサイトやブログを見てもらうためには検索エンジンにIndexされる必要があります。I逆を言えばindexされないと、検索エンジンからウェブサイトやブログを見に来る人はいないということです。
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無料版のNotionの場合、作成したページをインターネットに公開することはできますが、検索エンジンにIndexされないため、URL(アドレス)を知っている人以外誰かが見に来ることはありません。
有料版の場合、公開したページはIndexされるので、誰かが検索エンジンを使って見に来るかもしれません。
同期データベースの対応の有無
正直なところ「同期データベース」は一般のユーザーが使うことはまずないと思います。
同期データベースを使うと、下記のプラットフォームからデータをNotionのデータベースとして同期することができます。
- Jiraボードおよびプロジェクト
- GitHub PRおよびIssues
- Asanaプロジェクトおよびタスク
- GitLabマージ要求およびイシュー
また同期できるデータベースの行制限が無料版は「100」、プラスは「20,000」までとなっています。
優先サポートの有無
無料版は優先サポートがなく、有料版は優先的にサポートしてもらうことができます。
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具体的にどのくらい「優先」なのかわかりませんが、「スムーズなサポートが必要な人は有料版を使ってください」ということですね。
まとめ:「共有」したいなら「プラス」がオススメ
無料版の「フリー」と有料版の「プラス」の違いを解説してきましたが、イメージを掴めたでしょうか。
個人的には以下の目的がある人は「プラス」に乗り換えをオススメします。
- 他の人とコラボ、チームで運用したい人
- ウェブサイトの代わりに使いたい人
- データベースを特定のサービスと同期したい人
中でも他の人とコラボをしたり、チームを組んでプロジェクトに取り組む場合は「プラス」が必須ですね。反対を言えば個人でチームを組まず、ウェブサイトとしても公開しない場合は「フリー」で十分そうです。
それと上でも触れましたが、学生や教職員の方は「プラス」を無料で使うことができますので、とりあえず「プラス」を使ってみても良いと思います。