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この記事では古いiPhoneでは使うことができないiOS 15の新機能を紹介します。
書き出してみたところ、わかっているだけで似た機能をまとめたりすると、17個の機能が古いiPhoneでは使うことができません。
もちろんお使いのiPhoneによって全ての機能が使えないわけではなく、一部使えないものがあります。
iOS 15へアップデートするときの検討やiPhoneの買い換え時期の検討要素に使ってもらえたら嬉しいです。
古いiPhoneでは使えないiOS 15の新機能まとめ
「使えない機能」を書くに当たって、例えば「iPhone 12」「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」「iPhone 12 mini」を全て書くといろいろ文章が長くなってしまうので「iPhone 12」とまとめて書いています。ご了承ください。
iPhone 11とそれ以前のiPhoneでは使えない機能
まずiPhone 12と今年秋に発売される最新のiPhoneでしか使えない機能から紹介します。
対応端末:iPhone 12
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非対応端末:iPhone 11、iPhone SE 第2世代、iPhone XS、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8、iPhone 7、iPhone SE 第1世代、iPhone 6s、iPod Touch 第7世代
進化したパノラマ撮影
これまでよりもパノラマ撮影時の歪みが減ったり、動いている被写体をより正確に捉えられるように。また撮影した写真のノイズやバンディングが軽減されるようになります。
5Gの強化された通信機能
5Gに接続することでiCloudへのバックアップや、映像・音声のストリーム、Apple TV+の接続、写真のiCloudバックアップなどが向上します。
iPhone Xとそれ以前のiPhoneで使えない機能
続いてiPhone Xとそれ以前のiPhoneでは使えない機能です。下記の端末では使えますが、それ以外のiPhoneでは使うことができません。
このiPhone Xとそれ以前のiPhoneで使えない機能が多いので、ここが「iPhoneを買い換えるかどうか」を判断するポイントになるのかもしれません。この辺については最後のまとめで思ったことを書いているので興味がある方は参考にしてみてください。
対応端末:iPhone 12、iPhone 11、iPhone SE 第2世代、iPhone XS、iPhone XR
非対応端末:iPhone X、iPhone 8、iPhone 7、iPhone SE 第1世代、iPhone 6s、iPod Touch 第7世代
FaceTimeの空間オーディオ
FaceTimeの音声が空間オーディオに対応。AirPods ProやAirPods Maxを使うと複数人で会話しているとき、話している人が画面の右にいるときは右の方から声が、左にいるときは左の方から声が聞こえます。
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FaceTimeのポートレートモード
iPhoneやiPadの写真機能の1つ、ポートレートがFaceTimeにも対応しましたことで背景をぼかすことができるように。
より詳細な情報付きの地図
サンフランシスコやロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドンの4都市限定で地図アプリの情報がより詳細に。標高や道、木々、建物、観光名所なども描かれるように。
ARを使った徒歩のナビゲーション
iPhone・iPadのカメラを通して、その映像に徒歩のナビを表示するAR(拡張現実)ナビ機能。
この機能はiOS 15リリース時は日本非対応です。
ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、フィラデルフィア、サンディエゴ、サンフランシスコのベイエリア、ワシントンDCのみ対応
地図アプリで「3D地球」を表示
地図アプリで3Dの地球儀のような表示に対応します。
テキストの認識表示(Live Text)
写真アプリやSafari内の画像やスクリーンショットにある文字をテキストとして認識してコピペができたり翻訳する機能。
この機能はiOS 15リリース時は日本語非対応。
英語、中国語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語のみ対応。
オフラインでSiriを使う(デバイス上での音声処理)
これまでSiriは必ずインターネットを介する必要がありましたがiOS 15からインターネットを介さずSiriを使うことができるようになります。
これによってSiriは今までにないほど反応がよくなります。
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ただし天気を調べるなどインターネットから情報を得る必要があるものはこれまで通り使えません。
Siriのパーソナライズがオフライン化
Siriがユーザーの頻繁に連絡する人や、入力した言葉の学習、読んだトピックの内容を学習する「パーソナライズ」をオフラインで行えるように。
オフラインでの音声入力の対応言語が増える
オフラインでの音声入力対応の言語が増えます。日本語にも対応。
時間制限なしで音声入力が可能に
これまでこれまではオフラインでの音声入力は60秒が限界だったのが、iOS 15・iPadOS 15から時間制限なしになります。
Home Keys・Hotel Keys・Office Keys
家やホテル、オフィスの物理的な鍵の代わりに、Suicaなどと同じような電子的な鍵や社員証をWalletに入れることができる機能。
Car Keysを使った遠隔操作
車から少し離れた状態で車の施錠や解錠、クラクションを鳴らしたり、車を暖めたりすることができる。
QuickTakeビデオでのズーム
カメラの写真撮影画面でシャッターボタンを右にスワイプすると動画の撮影が始まります。これをQuickTakeというのですが、QuickTakeで動画を撮影中に画面を上下にスワイプするとズームの拡大縮小を行えるようになります。
天気アプリのアニメ背景が追加
天気アプリの背景が追加され、そのときの天候に即したものになります。
iPhone 7とそれ以前のiPhoneでは使えない新機能
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最後にiPhone 7とそれ以前のiPhoneで使えない機能です。
対応端末:iPhone 12、iPhone 11、iPhone SE 第2世代、iPhone XS、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8
非対応端末:iPhone 7、iPhone SE 第1世代、iPhone 6s、iPod Touch 第7世代
歩行の安定性から転倒リスクを検知
歩いてるときにどのくらい安定して歩いているかを計測し、転倒のリスクを事前に教えてくれる機能。また足腰を強くするエクササイズなども教えてくれる。
まとめ:iPhone Xが買い換えの分岐点になる
今回17個の古いiPhoneでは使えない機能を紹介しましたが、そのうち13個、iPhone 7とそれ以前のiPhoneの場合、14個の機能が使えないことがわかりました。
では、iPhone Xとそれ以前のiPhoneを使っている人は急いで買い換えた方が良いのか?というと、そんなことはないと思っています。
というのも「最新の機能を使いたい」と思っている人はすでにiPhone 12や1つ前のiPhone 11を持っているはずです。
今の時点で4年前のiPhone X、もしくはそれ以前のiPhoneを使っている人は、毎年または2年おきにiPhoneを買い換える人と比べて「最新の機能を使いたい」という気持ちは少ないはずです。
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それよりも使っていて不便を感じるか、動作が重すぎて使い物にならなくなってきていないか、画面が割れていないか?といった「今使っている端末に不満はないか」が気になると思います。
それであればiOS 15がリリースされてから「iOS 15を入れると遅くなるか」などを情報収集して買い換えを検討したり、場合によってはiOS 15にアップデートしないでiOS 14のまま使い続けることも選択肢に入れてもいいのかもしれません。
ちなみにAppleはiOS 15がリリースされた後もiOS 14のセキュリティアップデートは行うと発表しているので、「最新のOSじゃなくて良い」「新機能はいらない」と思っている方はiOS 14のままのほうが幸せかもしれません。