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iOS 15やiPadOS 15の新機能として搭載されたプライベートリレー。
プライベートリレーをオンにすると、閲覧中のウェブサイトや利用中のサーバー、Wi-Fiルーターにあなたが何を閲覧したのかわからなくすることができます。
この機能を使うとインターネットの速度は遅くなってしまうのでしょうか。それともプライベートリレーを介することでインターネットが速くなるのでしょうか。
実際にプライベートリレーを切り替えながらネットの速度が変わるのか調べてみました。
プライベートリレーをオフにした状態の速度
まず初めにプライベートリレーをオフにした状態の速度から調べてみます。ちなみに条件は以下の通りです。
- iPhone 11 Pro
- Wi-Fiは5Ghz
- プライベートリレーはオフ
- Fast.comを使って速度を計測
レイテンシ | ダウンロード | アップロード | |
1回目 | 18ms / 22ms | 220 Mbps | 77 Mbps |
2回目 | 16ms / 23ms | 200 Mbps | 79 Mpbs |
3回目 | 14ms / 20ms | 210 Mbps | 83 Mbps |
3回にテストを行って大体ダウンロードは200Mbpsちょっと。そしてダウンロードは80 Mpbsであることがわかりました。
プライベートリレーをオンにした状態の速度
続いてプライベートリレーをオフにした状態の速度を調べてみます。
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- iPhone 11 Pro
- Wi-Fiは5Ghz
- プライベートリレーはオン
- IPアドレス位置情報の設定は「おおよその位置情報を保持」に
- Fast.comを使って速度を計測
以上が計測する条件です。
レイテンシ | ダウンロード | アップロード | |
1回目 | 48ms / 67ms | 260 Mbps | 87 Mbps |
2回目 | 52ms / 60ms | 240 Mbps | 77 Mpbs |
3回目 | 53ms / 58ms | 200 Mbps | 80 Mbps |
こう見るとアップロードの速度はほとんど変わりませんが、ダウンロードは若干速い印象です。
レイテンシが遅くなっている理由として考えられるのは、プライベートリレーを使うことで所在地が曖昧になりサーバーが変わってしまうからです。
結論:体感としてはあまり変わらないけど環境次第の可能性
さて今回プライベートリレーをオンにしたらネットは遅くなるのか?を調べてみましたが、ネットの速度自体が遅くなることはなさそうです。むしろ速くなった印象です。
ただ「レイテンシ」が15msくらいから50msとなっているので、ネットゲームをしたりすると「ひっかかり」を感じるかもしれません。
正直なところ僕はネットゲームをやらないので、インターネットでブラウズをしているだけなら遅いと感じることはありません。
また以前、英語の情報を見ていると「プライベートリレーをオンにするとネットが遅くなる」といった声もあったので、使っている環境や利用者数、プライベートリレーが使用するサーバーの状態に大きく依存するのかもしれません。
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今回、僕が試した状態では遅いト感じることはありませんでしたが、この辺は肌で感じる物なので一概に言いにくいところです。
気になる方はプライベートリレーをオンオフしながら試してみてください。