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この記事ではマスクをつけたままiPhoneのFace IDを解除する方法を紹介します。
これまでハック(裏技)的なやり方でマスクをつけたままでもFace IDを解除する方法が紹介されてきましたが、上手くいかない人も続出でした。
今回紹介する機能はApple公式のやり方なので、マスクをつけたままでも間違いなくiPhoneのFace IDを解除することができます。
追記:2021年9月28日
iPhone 13シリーズ限定でApple Watchを使ったFace IDの解除ができない不具合が出ています。
すべてのiPhone 13ユーザーではなく一部のようですが2021年9月28日現在、その問題を解決するアップデートはリリースされていません。
iOS 15またはwatchOSのアップデートを待つ必要があるようです。
マスクをつけたままでもFace IDを解除する方法
Face IDは顔をスキャンすることで個人を特定し、iPhoneやiPadのロックを解除します。
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ところがコロナが流行したことで世界的にマスクを着用する人が増え、マスクをしたままではFace IDでロックを解除できないことが世界的に不評でした。
そんな中「マスクをつけたままでもFace IDを解除できるようにしてほしい」という声が高まったのですが、セキュリティーを維持できないという理由でこれまでマスクを着用したままではFace IDを使うことはできませんでした。
それが2021年4月にリリースされたiOS 14.5からマスクを着用したままFace IDを解除できるようになりました。
ただしマスクで顔の半分が見えないのを補うという意味で、Apple Watchを使います。iPhoneのFace IDを使った時に同じiPhoneと紐付けされたApple Watchが近くにあるとiPhoneのロックが解除される仕組みです。
マスク付きで解除できるのはiPhoneのみ
誤解がないように触れておくと、今回搭載された機能はApple Watchと紐付けされたiPhoneのFace IDにのみ対応しています。
iPadはApple Watchとペアリングができないため、Face IDをマスクつけた状態では解除できません。
必要条件がある
マスクをつけたままでもiPhoneのロックを解除するようにするためには、以下の条件を満たしている必要があります。
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- iPhone:iOS 14.5かそれ以降を搭載している
- Apple Watch:watchOS 7.4かそれ以降を搭載している
設定方法
上記の条件を満たしている場合は以下の操作で設定をオンにすることができます。
- 設定を開く
- Face IDとパスコードをタップ
- パスコードを入力
- 下にスクロールしてApple Watchでロックを解除をオンにする
解除するとApple Watchに通知・解除無効も可能
マスクをつけた状態でiPhoneのFace IDが解除されると以下のような通知がApple Watchにいきます。
本人が解除した場合はその通知を無視すればいいのですが、もし他人が解除した場合はApple Watchに表示されているiPhoneをロックをタップすることで、iPhoneは再びロックされます。
マスクがあることで個人の認証精度が落ちているため、こう言った処置がとられているようです。
注意点が2つあります
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今回搭載されたApple Watchを使ってFace IDを解除するとき、知っておきたいことが2つあります。
その1:解除できるのはiPhoneのロックのみ
Apple Watchをつけた状態ならFace IDのすべてのロックを解除できそうな感じがしますが、実際はiPhoneのロックを解除することしかできません。
そのためアプリ購入時や、アプリのロックを解除するときのFace IDはマスクを外す必要があります。
大きく便利になったかと思いきや、まだちょっと不便が残りました。
また冒頭でも触れましたが、今回のロック解除はiPhoneのみでiPadのロックを解除することはできません。
その2:鼻が出てると解除されない
「そもそもマスクをするときに鼻を出したら意味がない」という議論は別にして、マスクをしている時に鼻が出た状態だとロックは解除されません。
逆にどこまで隠して大丈夫なのか確かめてみたところ、鼻が完全に隠れて眉も隠れた状態でもロックは解除されました。つまりイスラム系の女性は顔全体が隠れて目だけが出た服装を着る人がいますが、そう言った人たちでもFace IDが使えるということです。