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ブログやウェブサイトにTwitterのツイートを埋め込むとき、その人の許可は必要だと思いますか?
ブログを始めたばかりの人の中には「勝手にツイートをブログに貼り付けて、訴えられたらどうしよう?」と心配な方もいるようです。
そこでこの記事ではTwitterのツイートをブログに埋め込みたいとき、ツイートした本人に許可を得た方がいいのか?について解説していきます。
ツイートを埋め込む時「許可は必要?」問題
Twitterのツイートをブログに埋め込んでいいのか、それともダメなのか?を判断するときは2つのポイントで考えなければいけません。
- Twitterの規約違反かどうか
- 一般的なマナー違反としてどうか
規約の話とマナー違反という感情的な話を混ぜてしまうと話が進みません。
ツイートの埋め込みはTwitterの規約としてどう?
WordPressをはじめとした多くのブログシステムは、Twitterのツイートを簡単にブログの記事に埋め込むことができます。
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中には面白いツイートをまとめて紹介するブログもありますが、他人のツイートを自身のブログに埋め込むとき許可を得る必要はあるのでしょうか。
答えを先に書いておくと「Twitterが提供する方法で行えば規約違反ではありません」
この「Twitterが提供する方法」というのが大切です。
Twitterが提供するサービスを使って共有すれば許可は必要ない
もしTwitterのツイートをWordPressのブログに掲載するとき、URLを貼り付けてブログに埋め込んだとします。
それであれば全く問題ありません。というのも、この方法はTwitterが提供する方法だからです。
というのもTwitterの利用規約にツイートの権利について明記されているからです。実際のTwitterの利用規約に書かれている内容は以下の通りです。
ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介して自ら送信、投稿または表示するあらゆるコンテンツに対する権利を留保するものとします。ユーザーのコンテンツはユーザーのものです。すなわち、ユーザーのコンテンツ(他のコンテンツに組み込まれたユーザーの音声、写真および動画もユーザーのコンテンツの一部と考えられます)の所有権はユーザーにあります。
ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介してコンテンツを送信、投稿または表示することによって、当社が、既知のものか今後開発されるものかを問わず、あらゆる媒体または配信方法を使ってかかるコンテンツを使用、コピー、複製、処理、改変、修正、公表、送信、表示および配信するための、世界的かつ非独占的ライセンス(サブライセンスを許諾する権利と共に)を当社に対し無償で許諾することになります(明確化のために、これらの権利は、たとえば、キュレーション、変形、翻訳を含むものとします)。このライセンスによって、ユーザーは、当社や他の利用者に対し、ご自身のツイートを世界中で閲覧可能とすることを承認することになります。
Twitterサービス利用規約
少し話が長い&小難しいので情報をまとめると以下の2点にまとめられます。
- 投稿者のコンテンツ(写真や音声、動画など)の所有権は投稿者にある
- 投稿者は「Twitterが提供する方法でツイートが共有された場合、そのツイートを世界中で閲覧可能とすること」を承認したと見なされる
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つまりWordPress等のブログに「ツイートの埋め込み」を行なった場合は、ツイートそのものを埋め込んでいる=Twitterが提供する機能を使って埋め込んでいるので問題ありません。
画像(スクショ)で埋め込むのは規約違反
では、ツイートをスクショして(スクリーンショットを撮って)その画像をブログに貼り付けたり、ツイートで拡散するのはどうなのか?というと、規約違反になってしまいます。
最悪の場合、ツイートをした本人から権利の侵害で訴えられる可能性もあります。
規約違反とマナー違反は別の話
では、もう一つの争点となる「マナー違反」についてです。
マナー違反はその人がどう感じるか?という気持ちの問題です。
ツイートの埋め込みは規約違反ではないので「絶対に事前許可が必要」とはいえません。
事前確認できる人は事前確認をしてもいいのですが、無理そうな場合はツイートを埋め込んで、「何か言われたら素直に埋め込みを解除する」くらいの対応でいいのかもしれません。
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またツイートの内容を見て、投稿者の不利益になることが書かれていたり、埋め込んだツイートについてブログ内で避難したり、揚げ足をとるようなことをした場合は投稿者からクレームが来るかもしれません。