この記事では新しいMacを購入したらまず初めにやっておきたい設定を紹介します。
Macを買ったはいいものの、まず何をしたらいいかわからない。どんな設定にするのがいいのかわならないという方のために参考になれば幸いです。
目次
Macを買ったらまずやっておきたい設定・カスタマイズ
スポンサーリンク
ここで紹介するものは「全て同じように設定したほうがいい」というわけではありません。「こんな設定があって、変えると便利かもよ?」程度です。正直、僕自身ここで書いていますが、以前は設定した項目でも今はやっていない設定もあったりします。
あくまでも参考程度に読んで見てください。
ちなみに新しく購入したMacを設定しながら書いたので、かなり数が多いです。
とりあえずスクリーンショットなしでやることだけを箇条書きしました。スクリーンショットは追って載せていきます。
Macの名前を変える
スポンサーリンク
Macに限らずiPhoneやiPadなどAppleの製品は初期設定で付けてくるその製品の名前が非常にカッコ悪いです。
「〇〇のMacbook Pro」という名前がネットワーク上やAirDropで表示されるので、Macの名前を変えておきましょう。
- システム環境設定を開く
- 共有をクリック
- コンピュータ名を適宜変更する
ディスプレイの設定を変える
パソコンを使う時間=パソコンの画面を見る時間なので、画面の設定が日々の使い心地を決めると言っても過言ではありません。
より快適に使える設定にしておきたいですね。
ディスプレイの解像度を変える
せっかく高解像度のMacを使っているので、解像度を高くしてできるだけ多くの情報を画面に表示させたいです。
- システム環境設定を開く
- ディスプレイをクリック
- 解像度の変更をクリック
- スペースを拡大をクリック
気を付けたいのは「解像度が高い=文字などが小さくなる」ため、字が小さくて読みにくい方はデフォルトのままの方がいいかもしれません。
Night Shiftをオンにする
「パソコンなどのディスプレイからはブルーライトという目に良くない光が出ている」なんて話聞いたことありませんか?
iPhoneやMacなどApple製品にはNight Shiftモードというブルーライトが出にくい色味に設定するモードがあります。
Night Shiftは時間を決めて設定することもできますが、僕は「日の出から日の入りまで」をNight Shiftにする設定にしています。
- システム環境設定を開く
- ディスプレイをクリック
- Night Shiftをクリック
- スケジュールで時間を入れるか、日の入りから日の出までにする
1つだけ注意したいのはNight Shiftは画面が暖色に傾きます。全体的に黄ばんで見えるので、デザインなど色味を大切にする仕事をされている方は、色の管理に気をつけましょう。
ホットコーナーを設定する
「ホットコーナー」というのは画面の4隅に機能を割り当てることをいいます。割り当てられる機能は以下の9つです。
- スクリーンセーバーを開始する
- スクリーンセーバーを無効にする
- Mission Control
- アプリケーションウィンドウ
- デスクトップ
- 通知センター
- Launchpad
- ディスプレイをスリープさせる
- 画面をロック
僕は画面の右上に画面をロックを設定しておいて、席を立つ時カーソルを右上にサッと移動させて画面をロックさせるようにしています。
そうすることで席をたったすぐ後に人から画面を見られる心配がありません。
- システム環境設定を開く
- デスクトップとスクリーンセーバをクリック
- スクリーンセーバをクリック
- ウィンドウ右下のホットコーナーをクリック
- ホットコーナーを設定する
日本語入力を設定する
Macに最初から入っている日本語入力システムを使っている方は以下の設定を行うと使いやすくなるかもしれません。
日本語入力の設定は基本的に以下の方法で設定画面を表示させることができます。
- 画面右上のあもしくはAをクリック
- 出てきたメニューの一番下にある環境設定をクリック
- 日本語をクリック
変換後に押すエンターキーを1回にする
文字を入力して変換候補を選ぶ際、初期設定ではエンターキーを2回押さなければ変換が確定しません。
そこで変換キーを1回押せば確定するように設定を変更します。
- 日本語の設定画面を出す(上記参照)
- 下に少しスクロールし、Windows風のキー操作にチェックを入れる
変換候補のフォントをゴシック体に
変換候補は初期症状だと明朝体(ヒラギノ明朝 ProN W6)が使われています。ただ個人的に明朝体はあまり好きではないので、ゴシック体(ヒラギノ角ゴシック W1)に変えています。
- 日本語の設定画面を出す(上記参照)
- 下に少しスクロールし、候補表示からフォントを選ぶ
数字を全角入力をオフに
Macは初期設定のままでは日本語入力時に数字が全角入力になっています。これも好みのレベルなのですが、半角の数字に変更します。
- 日本語の設定画面を出す(上記参照)
- 下に少しスクロールし、数字を全角入力のチェックを外す
入力モードからカタカナを消す
初期設定では「ひらがな」「カタカナ」「英字」の3つの入力モードが設定されていますが、できるだけ入力モードの切り替えはシンプルにしたいので「カタカナ」をオフにします。
カタカナを入力したいときは変換すればいいので。
- 日本語の設定画面を出す(上記参照)
- 画面左に日本語、ABC、カタカナとあるので、カタカナをクリック
- その下にある−をクリック
書類ごとに入力ソースを自動的に切り替えるをオンに
初期設定ではオフのこの設定。オフのままだと日本語入力状態でアプリを切り替えると日本語状態のまま切り替わります。
オンにするとアプリごとに最後に使った入力モードに切り替わってくれます。
- 日本語の設定画面を出す(上記参照)
- 画面下にある書類ごとに入力ソースを自動的に切り替えるにチェックを入れる
シングルクオート・ダブルクオートを変換しないようにする
iPhoneやiPad、Macは「シングルクオート ‘」や「ダブルクオート “」を勝手に変換してくれます。
これはHTMLやCSS、プログラムなどをする人にとって大きなお世話以外の何者でもありません。余計な問題を生むのでオフにしています。
- システム環境設定を開く
- キーボードをクリック
- ユーザー辞書をクリック
- スマート引用符とスマートダッシュを使用のチェックを外す
Touch Barの設定を変える
Touch Barの表示を設定する
MacBook Proの機能の中でなぜか「Touch Bar」は不評です。
ただ僕は3-4年MacBook ProのTouch Bar付きモデルを使っていますが、意外と嫌いじゃありません。
設定をいろいろ変えることで使いやすくなるので、設定を見直してみることをお勧めします。
Touch Barの表示は5つの表示方法から選ぶことができます。
- Appコントロール
- Control Strip
- F1、F2などのキー
- クイックアクション
- 操作スペース
この中で僕が使っているのは「Appコントロール」という初期設定です。
というのもAppコントロールは文字入力中に「ひらがな」「カタカナ」「半角英数字」に変換が簡単にできるのと、使用環境によって表示が変わるからです。
ただ好みに合わせて従来の「F1」「F2」キーにしたり、いろいろ試してみてください。
トラックパッド・マウスの設定
スクロールの方向を逆に
初期設定では「ナチュラル」という設定になっています。
この「ナチュラル」はトラックパッドを下から上にスワイプすると、画面は上から下にスクロールします。
この動きはiPhoneやiPadなどタッチスクリーンでは自然な動きなのです。
ところがトラックパッドは昔から「下から上にスワイプすると画面も下から上にスクロール」が一般的です。
慣れれば「ナチュラル」の動きの方が便利なんていう声もあって、過去に何度もチャレンジしたのですが、こればかりは慣れませんでしたでした。なのでスクロールのナチュラルはオフにします。
- システム環境設定を開く
- トラックパッドをクリック
- 画面上のスクロールとズームをクリック
- スクロールの方向:ナチュラルのチェックを外す
トラックパッドとマウスの速度を調節する
トラックパッドやマウスの速度を変えることで、使用者が一番しっくり来るカーソルの移動を実現することができます。
普段使っていて「カーソルの動きが早すぎる」逆に「もっと早くカーソルが動いたらいいのに」と思うことがある方は、「軌跡の速さ」を調節してみてはいかがでしょうか。
- システム環境設定を開く
- トラックパッド、またはマウスをクリック
- ポイントとクリックをクリック
- 軌跡の速さを調節する
Finderの設定
Finderでもいくつか設定を変更します。
どれも細かい設定なのですがやっておくと日々使う上で便利なことばかりです。
Finderの環境設定は下記の手順で開くことができます。システム環境設定とは別のところに設定がありますので、ご注意ください。
- 何かフォルダを開く
- 画面左上のFinderをクリック
- 環境設定をクリック
ステータスバーを表示に
Finderでウィンドウを開いた時、一番下に開いているフォルダのファイル数やストレージの空き状況が表示されるようになります。
- 何かフォルダを開く
- 画面上のメニューから表示をクリック
- ステータスバーを表示をクリック
パスバーを表示に
Finderのウィンドウの一番下に現在開いているフォルダのパスが表示されます。
このパスをダブルクリックしてウィンドウ内で移動したり、パスに表示されているフォルダにファイルをドラッグ&ドロップできるので重宝します。
- 何かフォルダを開く
- 画面上のメニューから表示をクリック
- パスバーを表示をクリック
「よく使う項目」にフォルダを登録させる
Finderを表示した時、左側に表示されるサイドバーの「よく使う項目」に普段からよく使うフォルダを登録させます。
もしFinderでフォルダを開いてサイドバーが表示されていない場合は、画面上の「表示」をクリックして、「サイドバーを表示」をクリックすると表示されます。
フォルダを追加したい場合は、そのフォルダを開き画面上のフォルダ名をサイドバーにドラッグ&ドロップするだけです。
拡張子を表示させる
Macの初期設定はファイルの拡張子が表示されていません。
ちなみに拡張子というのは写真など画像ファイルの場合、Photo.jpgのように「.jpg」が付いたり、エクセルの場合はファイル名の最後に「.xlsx」や「.xls」が付きます。
この拡張子を最初から表示させます。
- Finderを開く
- 画面左上のFinderをクリック
- 環境設定をクリック
- 歯車アイコンの詳細をクリック
- 全てのファイル名拡張子を表示にチェックを入れる
バッテリーのパーセントを表示
バッテリーがあと何%残っているか気になる方は、残量が%で表示されるよう設定しておきましょう。
macOS 11 Big Surの場合
- 画面右上のアップルマーク
をクリック
- システム環境設定をクリック
- Dockとメニューバーをクリック
- ウィンドウの左サイドバーを下にスライド
- バッテリーをクリック
- 割合(%)を表示にチェックを入れる
それ以外のmacOSの場合
- 画面右上のバッテリーをクリック
- 割合(%)を表示をクリック
たったこれだけです。
メニューバーの日付と時間を設定する
画面右上の時計の表記を「24時間表記」にして、日付も表示させます。
macOS 11 Big Surの場合
まず時間の表記を12時間表記から24時間表記に変える方法です。
- 画面右上のアップルマーク
をクリック
- システム環境設定をクリック
- 言語と地域をクリック
- 24時間表示にチェックを入れる
続いて日付の表示は下記の方法で設定を変えます。
- 画面右上のアップルマーク
をクリック
- システム環境設定をクリック
- Dockとメニューバーをクリック
- ウィンドウの左サイドバーを下にスライド
- 時計をクリック
- 日付を表示にチェックを入れる
それ以外のmacOSの場合
- 画面上の時計をクリック
- “日付と時刻”環境設定を開く
- 24時間表示にするにチェック
- 日付を表示にもチェック
この画面ではそれ以外に曜日を表示させたり、デジタル時計ではなくアナログ時計にすることもできますので、好みに合わせて変更してみてください。
Dockの設定を変える
画面下にアイコンがたくさん並んでいる「Dock」の設定も変えます。
Dockを自動的に表示/非表示に
初期設定のままだとDockは常に表示されています。
ただ決して広くない画面で、常に表示されていると邪魔なので通常は非表示で、カーソルがDockのある場所に行った時のみ表示させるようにしています。
macOS 11 Big Surの場合
- 画面右上のアップルマーク
をクリック
- システム環境設定をクリック
- Dockとメニューバーをクリック
- Dockを自動的に表示/非表示にチェックを入れる
それ以外のmacOSの場合
- システム環境設定を開く
- Dockをクリック
- Dockを自動的に表示/非表示にチェックを入れる
Dockを右側に
横長のパソコンで画面の下にDockがあると余計狭くなってしまう(気がする)ので、Dockは右側に表示させています。
macOS 11 Big Surの場合
- 画面右上のアップルマーク
をクリック
- システム環境設定をクリック
- Dockとメニューバーをクリック
- 画面上の位置の右にチェックを入れる
それ以外のmacOSの場合
- システム環境設定を開く
- Dockをクリック
- 画面上の位置の右にチェックを入れる
Dockにある余計なアプリを削除
Dockにはいろいろなアプリな並んでいますが、使わないアプリはDockから消してすっきりさせましょう。
Dockに並んでいるアプリはあくまでもショートカットなので消してしまってもアプリ自体が消えるわけではありません。
アプリを消すときはDockに並んでいるアイコンをDockから遠ざけるようにドラッグすると、ある程度離した時に「削除」と表示されるので、そこで手を離します
省エネルギーの設定を見直し
Macbookは初期設定でバッテリー駆動時、2分でディスプレイがオフになります。ところが外出して使う機会が多い人は「2分でディスプレイがオフ」では、ちょっと考え事をしたり、他のことをしているとすぐに経ってしまいます。
そこでバッテリー駆動時(電源が挿さっていない状態)のディスプレイがオフになる時間を「10分」に設定しています。
10分はあくまでも目安なのでもっと長くしたり、短くしたり適宜変更してください。
このディスプレイをオフにするまでの時間は長くしすぎると、作業をしていない状態でもずっとディスプレイが点灯し、バッテリーの消耗が激しくなるのであまり長くしすぎないことをお勧めします。
macOS 11 Big Surの場合
- システム環境設定を開く
- バッテリーをクリック
- ウィンドウ左のサイドバーからバッテリーをクリック
- ディスプレイをオフにするまでの時間を10分に
それ以外のmacOSの場合
- システム環境設定を開く
- 省エネルギーをクリック
- バッテリーをクリック
- ディスプレイをオフにするまでの時間を10分に
セキュリティーの設定
日々Macを使っていく上で大切なセキュリティーの設定も大切です。
セキュリティーは以下の操作で行うことができます。
- システム環境設定を開く
- セキュリティとプライバシーをクリック
ファイアウォールをオンに
なぜかMacは初期設定ではファイアウォールがオフになっています。外部からのアクセスを防ぐためにもファイアウォールはオンにしておきましょう。
- システム環境設定を開く
- ファイアウォールをクリック
- ファイアウォールをオンにするをクリック
すぐにパスワードを求めるように
どのタイミングでパソコンがロックされパスワードを求めるようにするか設定します。
僕は席を立つ時、パソコンを閉じるか、スクリーンセーバーを起動します。その時、すぐにパソコンがロックするよう設定しています。
- システム環境設定を開く
- セキュリティとプライバシーをクリック
- 一般をクリック
- スリープとスクリーンセーバの解除にパスワードを要求をすぐにに設定
「すぐに」以外にもどのくらいでロックされるか選択肢がいくつかあるので、好みに合わせて設定してみてください。
Apple Watchでロックを解除を可能に
最近のMacはApple Watchを腕に付けていると、Macのキーボードやマウスなどを触ると、ロックを自動的に解除されます。
- システム環境設定を開く
- セキュリティとプライバシーをクリック
- 一般をクリック
- Apple Watchを使ってアプリケーションとこのMacのロックを解除にチェックを入れる
この設定は一つだけ気をつけたいことがあります。
それはあなたがパソコンの近くにいると、他人がMacを触ってもロックを解除できてしまいます。
我が家でよくあるのは家族でリビングにいて、僕のMacbook Proを娘が触っても解除されてしまいます。Apple Watchから振動が来て気がつくので、大事に至ることはありませんが、セキュリティーとしてはあまり高い状態ではありません。
おすすめの設定があれば教えてください
僕が新しいMacを購入したらまず行う設定を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
もし今回紹介した設定以外に「こういう設定をしておくといいよ」などあれば、情報をいただけると嬉しいです。情報はTwitter @how_to_ringo またはブログの問い合わせフォームからお送りください。