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この記事ではiOS 14.5・iPadOS 14.5にアップデートしてから突然表示されるようになった「他者のAppやWebサイトを横断してあなたのアクティビティの追跡することを許可しますか?」がどんな意味なのか、どうすればいいのか?を紹介していきます。
なんだかよくわからないけど「トラッキング(追跡)されるのは怖いから許可しない」という考えでももちろんいいのですが、せっかくなのでこの通知がどんなことを意味するのか知っておきましょう。
大前提:あなたの個人情報はアプリを通して抜かれている
まず大前提の話から触れておきます。
多くのアプリは、アプリ内にあるトラッカーと呼ばれる機能を使って、ユーザー(つまりあなた)の年齢や位置情報、健康状態、お金の使い方、サイトの閲覧履歴を読み込んでいます。
そしてそれによってあなたにぴったりの広告が出たりするわけです。
ただあなたの情報を読み込んで、あなたにぴったりの広告が出るなら、利用者にとって「関係のない広告が出るよりいいかも」と思うかもしれません。
ところが、悪意あるアプリは必要以上にあなたの個人情報を取得しています。
そしてそのユーザーの行動履歴などの情報をまとめて、業者に売って利益を上げることも。むしろそれを目的として、アプリを無料で提供して、利用者のデータで収益を上げていることもあるほどです。
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この問題点は自分の個人データ・個人の行動が抜き取られていることを知らない、さらに売買されていることを知らないユーザーが多いことです。
そこでAppleはそんな現実をユーザーに知ってもらい、トラッカーを使ってあなたの情報を提供することを許可するか、それとも拒否するか選ぶことができる機能を提供することになりました。
アクティビティーの追跡を許可する?しない?
2021年4月27日にリリースされたiOS 14.5とiPadOS 14.5によって、アプリがユーザーの情報を追跡したり、他社のデータを活用した広告が表示することを、ユーザーがコントロールすることができるようになります。
以下のメッセージがあなたが個人情報をアプリ開発者に提供するかどうか判断する画面です。
左はソリティアのゲーム。右はYahooの天気アプリです。
もしあなたのアクティビティーを追跡してもいい場合、許可する場合は下のボタンの許可を。
もし許可したくない場合はAppにトラッキングしないように要求をタップします。
この設定はこのあと紹介する方法で解除することもできるので、「とりあえず」でどちらかに決めてしまって問題ありません。
あとから許可・拒否の設定を変える方法
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最後に一度許可したアプリを拒否したり、その逆に再び許可したいときの設定方法を紹介します。
- 設定を開く
- プライバシーをタップ
- トラッキングをタップ
- アプリごとに設定を変えるか、すべての許可をオフにすることもできます