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この記事ではMacBook AirやMacBook ProなどのMacBookシリーズのバッテリーの健康状態と、充放電(サイクル)の回数を知る方法を紹介します。
MacBookに限らずスマホやタブレット、などあらゆるバッテリー・電池は何度も充電・放電を重ねるとバッテリー自体が劣化してます。それによって充電できる電池の量が少なくなったりします。
日常生活でバッテリーの健康状態を知る必要はないかもしれませんが、メルカリなどオークションで販売するときにバッテリーの状態や充放電回数を聞かれたとき、使っているMacBookのバッテリーがあまりにも持たないときにバッテリーの健康状態を調べる方法を知っておくと良いかもしれません。
バッテリーの状況でわかることは3つ
バッテリーの状況を紹介する前に、MacBook AirやMacBook Proのバッテリーの状況を調べて、どんなことがわかるのかについて触れておきます。
わかることは3つです。
- バッテリーの状態
- バッテリーの最大容量
- 充放電回数
それぞれどんなことがわかるのか簡単に解説しておきます。
バッテリーの状態とは
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「バッテリーの状態」では「正常」と「修理サービス推奨」のどちらか表示されます。
つまり通常は「正常」が表示されますが、充電回数が多くバッテリーがかなり劣化したり、何か問題があるときだけ「修理サービス推奨」が表示されると言うことです。
この「通常」と「修理サービス推奨」を判断するのが、この後紹介する「バッテリーの最大容量」と「充放電回数」です。
バッテリーの最大容量とは
上でも触れましたが、充電池は充電を繰り返せば繰り返すほど、充電できる電気の量が減ってしまいます。
「バッテリーの最大容量」は「どこまで充電できるか」を教えてくれます。最初は100%でも半年1年使っていたら、その割合は下がってきます。
ちなみに僕のM1 MacBook Proは購入から約半年で最大容量が93%に下がっていました。。
この「最大容量」はmacOS Big Surかそれ以降を搭載しているMacで診断するか、無料のアプリを使って調べることができます。
充放電回数とは
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充放電回数とはお使いのMacが製造されてから何回くらいバッテリーを使い切って充電しているか?を知ることができます。
これは例えば1日で100%の状態から0%まで使って充電しても「1回」とカウントされるし、1日にバッテリーを25%放電して充電を4日繰り返しても「1回」とカウントされます。
「回数が多い=バッテリーの劣化が進んでいる」ということになので、充電回数が多くなってくると「バッテリ交換」をしたほうが良い可能性が高くなってきます。
ちなみにAppleのサポートページによると、ここ5年のあいだに発売されたMacBookシリーズは「充電回数の上限」が1000となっています。充電回数が1000になっても本来の容量の80%を維持するよう設計されているものの、1000回を越えたら新しいバッテリーを交換するよう推奨されています。
もし中古でMacBookシリーズを購入するときは、バッテリーの充放電回数も気にしておくといいかもしれません。
MacBookのバッテリーの状況を調べる方法
それでは前置きが長くなりましたが、バッテリーの状況を調べる方法を見ていきましょう。
「このMacについて」から調べる方法
まず初めにすべてのMacBook AirやMacBook Proで使えるバッテリーの状態をチェックする方法から紹介します。
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- 画面左上のAppleロゴをクリック
- このMacについてをクリック
- システムレポートをクリック
- 開いたウィンドウの左サイドバーから電源をクリック
この方法ではmacOS Big Surかそれ以降の場合は「充放電回数」「状態」「最大容量」の3つが表示され、それ以前のmacOSを搭載している場合は「充放電回数」「状態」の2つが表示されます。
「システム環境設定」から調べる方法
「システム環境設定」から調べる方法はmacOS Big Surかそれ以降のmacOSを搭載したMacのみ行えます。
- 画面左上のAppleロゴをクリック
- システム環境設定をクリック
- バッテリーをクリック
- ウィンドウ左側にあるバッテリーをクリック
- ウィンドウ下にあるバッテリーの状態をクリック
この方法ではmacOS Big Surかそれ以降の場合は「状態」「最大容量」の2つを確認することができます。
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無料のアプリcoconutBatteryを使って調べる方法
最後の方法は無料のアプリ「coconutBattery」を使って調べる方法です。
このアプリは何年も前からあるアプリなので、maoOSがBig Surでなくても使うことができます。
またこのアプリはiPhoneとかiPadのバッテリー状況も見れるのが魅力的です。
- coconutBatteryをダウンロードする
- Zipファイルを解凍する
- アプリケーションフォルダに移す
- coconutBatteryをダブルクリックで起動する
このアプリではMac標準の診断ツールよりも多くのことがわかります。例を挙げると
- Full Charge Capacity … 満充電したときの容量
- Design Capacity … 本来の充電容量
- Cycle Count … 充放電回数
- macOS Battery status … バッテリーの状況
- battery temperature … バッテリーの温度
ちなみに棒グラフで最大容量がどのくらいなのか知ることもできます。上のスクリーンショットで87.1%と書かれているのがバッテリー容量です。前日アプリを開いたときは88.3%だったので多少計測するたびに誤差があるのかもしれません。
最大容量は上のスクリーンショットの「Full Charge Capacity ÷ Design Capacity」で求めることができます。
お気づきの方もいるかもしれませんが、Mac標準のバッテリー診断ツールでは93%と診断されていました。つまり6%くらいズレがあります。実際のところどちらが正しいのか正直判断が難しいです。