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子供に使わせるiPhone・iPadは集中モードを活用しましょう。
2021年9月にリリースされたiOS 15やiPadOS、そして2021年秋にリリースが予定されているmacOS Montereyには「集中モード」という機能が搭載されます。
「集中モード」というのは、集中モードがオンの時はあらかじめ指定したアプリからのみ通知を受けたり、メッセージや電話の拒否、さらにホーム画面に表示させるアプリまで制限することができるようになる機能です。
ではどのように活用すれば良いのか見ていきましょう。
子供は大人よりも誘惑に弱い→見えなくすれば良い
すべての子どもとはいいませんが、多くの子どもは大人と比べて誘惑に弱いです。
iPhoneやiPadを使って勉強したり絵を描くなどクリエイティブな作業をしているとき、Youtubeやお気に入りのゲームのアイコンがホーム画面に見えたり、画面の上からポッと通知が来ると一気に気が逸れてしまいます。
親としては「勉強で使うなら」「絵を描くなら」と思って渡したiPadなのに、違うことを始めてしまったり、「今はゲームやYoutubeはダメ」と制したことで機嫌が悪くなって勉強しないし、そのあと機嫌が悪くなってしまうのは困りものです。
そんなときに役に立つのが「集中モード」です。
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集中モードで制限できること
集中モードで制限できることは以下の通りです。
- あらかじめ用意されている「おやすみモード」「読書モード」「仕事モード」の他にユーザーが「モード」を作ることができる
- 通知できるアプリの制限。完全にオフも可能
- 電話やメッセージが来たときの制限。すべてオフや特定の人のみ、繰り返し連絡が来た人は通知するなど選べる
- ホーム画面に表示させるアプリを制限
- 特定の時間帯でオン・オフの切り替え
- 特定のアプリを開いたときにオン・オフを切り替え
- 特定の場所でオン・オフの切り替え
などが挙げられます。
実際の「集中モード」の例
集中モードがどんな機能なのかわかったところで、その集中モードを使った具体的な例を挙げていきましょう。
例1:読書モードでインプットに集中する
1つめの例はもともと登録されている「読書モード」をカスタマイズしたものです。
- ホーム画面:Kindleとメモアプリのみ
- アプリの通知:オフ
- 許可された連絡先:家族のみ
- スケジュール:オフ
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例2:クリエイティブなことに集中する
2つ目はクリエイティブなことに集中するモードです。
普段リビングなどに置いてある状態は基本的に「クリエイティブなアプリのみ」表示にする
- ホーム画面:Procreateなど画像処理アプリ、写真アプリ、カメラアプリのみ
- アプリの通知:オフ
- 許可された連絡先:家族のみ
- スケジュール:6時から23時(適当な時間)
例3:親のiPadを子どもが使うモードにする
3つ目は子ども専用のiPadはなく、親のiPadを子どもに渡すときに使います。
- ホーム画面:子どもが使うアプリだけ表示
- アプリの通知:オフ
- 許可された家族:オフ
- スケジュール:オフ
注意:アプリの利用制限はかけられない
最後に「集中モード」を使う上で知っておきたいことがあります。
それは「集中モード」は「スクリーンタイム」と違い、ホーム画面に表示されるアプリの制限はできますが、AppランチャーやSpotlight、さらに画面下にあるDockから他のアプリを開くことが出来ます。
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またスクリーンタイムは「Youtubeを1時間使ったら使用不可にする」といったことができますが、集中モードにはそういった機能はありません。
「集中モード」は誘惑になるアプリを目の前から隠すだけで、その気になればどのアプリにもアクセス出来る点は理解しておいた方が良さそうです。
厳しく利用制限をかけるなら「スクリーンタイム」をお勧めします。