スポンサーリンク
iPhone 12が発表になった時、ごくごく小さな一部で「iPhoneにマグネットが搭載された」ことで盛り上がりをみせました。そのごく一部というのは「DJI OM 4を持っている人」と「DJI OM 4を書いたい人」界隈です。
というのもDJI OM 4はマグネットを使ってスマホをマウントするため、もしiPhone 12に内蔵されているマグネット(MagSafe)がそのまま使えるのであれば、DJI OM 4は着脱が驚くほど簡単な神ジンバルになるからです。
その後iPhone 12が発売になりましたが、実際のところどうだったのでしょう?インターネットで検証した人がいないか探してみたところ、見つけることができました。
この記事ではiPhone 12シリーズで、DJI OM 4を使えるかどうか?についての情報をまとめました。
iPhone 12はDJI OM 4に直接付く?
結果を先に書いてしまうとiPhone 12はDJI OM 4に直接つけることはできません。他のスマホ同様、付属のアタッチメントが必要です。
海外のYoutuberによると、DJI OM 4の正しい位置にiPhone 12 Proを付けようとしたところ、ほとんど磁力を感じなかった=付かなかったと報告しています。
その理由としてiPhoneの磁石のリングは直径5cmくらいなのに対して、OM 4の磁石のリングは3cmくらいで磁石同士が触れることがないからです。
もちろん位置をずらせば付けることはできますが、グラグラずれてしまい、使い物になりません。
スポンサーリンク
iPhone 12 Pro Maxに至っては「物理的に」非対応の可能性も
とはいえiPhone 12やiPhone 12 Pro、さらに今後発売されるiPhone 12 miniは他のスマホと同様にアタッチメントを付ければ、DJI OM 4を使うことができるようになるはずです。(まだDJIが検証中)
ところがiPhone 12 Pro Maxは使えない可能性が今の段階ではかなり高そうです。
理由は2つあります。
1つめの理由は重さです。重さに関してはそんなに大きな問題ではありません。
DJI OM 4の対応スマホ重量は「230±60g」です。そしてiPhone 12 Pro Maxの重さは226gです。ケースをつけるとさらに重くなるとはいえ、OM 4の耐荷重が230±60gなのでギリギリ大丈夫な気もします。どうなんでしょう。
それよりも重要になるかもしれないのが2つめの理由、iPhone 12 Pro Maxの幅と厚さです。
DJI OM 4の公式ページによると対応スマホの「幅67mm-84mm」、「厚さ10mm」と書いてあります。
iPhone 12 Pro Maxは何もつけない状態で「幅78.1mm」「厚さ7.4mm」です。つまりOM 4の限界と言われる「幅84mm」まで「6mm」、「厚さ10mm」まで2.6mm」しかないということです。
スポンサーリンク
「幅は6mmあれば余裕でしょ」と思うかもしれませんが、正面から見て左右3mm太ければ、それはOM 4を付けられないということです。
購入は少し慎重になった方が良さそう
iPhone 12シリーズを持っている人がDJI OM 4の購入したり、逆にDJI OM 4をすでに持っていてこれからiPhone 12シリーズを購入するのは少し待った方が良いかもしれません。
Pro Max以外はDJI OM 4の最適化待ちだから
iPhone 12とiPhone 12 Proが発売されて約1週間が経った2020年10月31日現在、DJI OM 4の対応製品にはiPhone 12とiPhone 12 Proの姿はありません。
iPhone 12、iPhone 12 Proは直接DJI OM 4を付けられなくても、アタッチメントを使えばDJI OM 4を付けられますが、いまだに非対応です。
アタッチメントをつけることができれば、いつかは最新のiPhoneに対応するのは間違いありません。でも、まだ非対応です。
なのでDJI OM 4の対応スマホのページを見て、そこにiPhone 12やiPhone 12 Pro、そして今後発売のiPhone 12 miniが掲載されるのを待ってみましょう。
スポンサーリンク
iPhone 12 Pro Maxは慎重に
iPhone 12 Pro Maxは外寸や重さ的にDJI OM 4の制限サイズ・制限重量ギリギリのところにあります。
「ケース次第で使えないかもしれない」というリスクを取っても、どうしても買いたい人であれば先行して購入しても良いかもしれませんが、個人的にはあまりオススメしません。
もし待てる人は購入を急がず、iPhone 12 Pro Maxが発売してからDJI OM 4の動きを待ちましょう。
というのも、もしかしたらiPhone 12 Pro Maxに対応したアタッチメントを別売かもしれませんが、用意するかもしれないからです。
もしくは対応スマホの中でiPhone 12 Pro Maxは「ケースによって使えない場合があります」という注意書きがつくのかもしれません。
いずれにしろiPhone 12 Pro Maxが発売されて、DJI OM 4に対応しているかどうか、DJIの正式な対応を待った方が良さそうです。
Pro MaxはOsmo Mobile 3だと使えない可能性大
最後に余談といえば余談ですが、DJI OM 4の一つ前の世代でOsmo Mobile 3という製品があります。
スポンサーリンク
OM 4はOsmo Action 3の後継機でありながら、見た目も機能もほとんど変わりがありません。唯一の大きな違いはスマホを挟むアタッチメントが取り外しできるかどうかです。
そのため中には「OM 4よりOsmo Action 3の方が安いし良い」と勧める人がいます。でも、iPhone Pro Maxを買おうとしている人は気をつけてください。
Osmo Mobile 3ではiPhone 12 Pro Maxを使えないかもしれません。
その大きな理由は「重さ」と「厚み」です。
特に「重さ」はOsmo Action 3の対応スマホ重量は200±30gです。OM 4が230±60gなので、Osmo Action 3の方がかなり非力だということがわかります。
iPhone 12 Pro Maxの重量は何も付けないで226gです。もしケースを付けたら余裕で230gを余裕で超えてしまいます。
また幅も9.5mmまでしか使えません。OM 4より0.5mm薄いです。iPhone Pro Maxの薄さは「7.4mm」なので裸なら余裕。でもケースを付けたらかなり微妙です。
もちろんDJIが調べて正式に対応していると発表すれば話は別です。ただ「大丈夫だろう」と確認しないで購入してしまうのは危険かもしれません。