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iPhone/iPadでインターネットをしていてこんなことありませんか?
- 自宅でポケットWi-Fiがオンになっていると、家のWi-Fiには繋がらずにポケットWi-Fiに繋がってしまう。
- 街でカフェが用意するWi-Fiに接続したいのに、勝手にソフトバンクやドコモ、auのインターネットに繋がってしまう
- 職場で遠くにある弱いWi-Fiが優先的に繋がってしまう
こんな経験をすると「Wi-Fiの優先順位を決められたら良いのに」って思いますよね。
でも自分で接続するWi-Fiの優先順位なんて決められるのでしょうか。
優先順位はユーザーが手動では変えられない
結論を先に書いてしまうと、接続するWi-Fiの優先順位をユーザーが手動で変えることはできません。
実際、iPhoneやiPadの設定を隅から隅まで探してみても、接続するWi-Fiの優先順位を決める項目はどこにもありませんでした。
でも、明らかに優先的に繋がるWi-Fiってありますよね。
実はあるルールが、優先的にどのWi-Fiに繋がるかを決めているんです。
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Wi-Fiが自動で繋がるルールがある
Appleのサポートページによると、iPhoneやiPadは自動的に接続するネットワーク(Wi-Fi)をあるルールに則って決めているようです。
これからいろいろ書きますが、一言でまとめると「よく使うWi-Fiに繋がる。繋がって欲しくないWi-Fiは手動で切る」これに尽きます。
ちなみに特定のWi-Fiへ自動的に接続するのをオフにする方法もあります。別の記事で説明していますので、興味がある方はそちらもご覧ください。
さて、Wi-Fiで自動で繋がるときの優先順位がどのように決められているのか少し噛み砕いで説明していきます。
優先されるネットワークがある
iPhoneやiPadが自動で接続するネットワークは以下の4段階でランク分けされています。
- 「よく利用する」ネットワーク
- 最近接続したプライベートネットワーク
- プライベートネットワーク
- 公開ネットワーク
プライベートネットワークというのは自宅や職場にあるWi-FiやiPhoneなどのインターネット共有で使えるネットワークです。
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そして公開ネットワークというのはカフェやホテル、空港など公共の場所で提供されているWi-Fiや、docomoやソフトバンクなどがなどの通信事業者などが提供するWi-Fiを意味します。
ユーザーの使用状況を見て「スコア」を決めている
Wi-Fiの種類ごとに優先順位を決めるだけでなく、ユーザーがどこを多く使うのかなどユーザーの使用状況を見て、Wi-Fiごとに「スコア」を割り振っています。
このスコアが高ければ高いほど優先して接続されるようになるわけです。
では、ユーザーのどのような使用状況を見ているのかというと以下の2つが明らかになっています。
- よく使うWi-Fiはスコアが上がる
- ユーザーが手動でWi-Fiを切断するとスコアは下がる
つまりカフェのWi-Fiに繋ぎたかったのに勝手にソフトバンクのWi-Fiに繋がった時に、手動でソフトバンクのWi-Fiを切断してカフェのWi-Fiに繋げると、ソフトバンクのWi-Fiの優先順位は下がってカフェの優先順位が上がることになります。
セキュリティーレベルに応じて優先順位が変わる
最後に「Wi-Fiのセキュリティレベル」が優先順位を左右します。Wi-Fiのセキュリティレベルは専門的な用語が多いので、ここでは説明を割愛します。
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簡単に書くとセキュリティが高いものは優先順位が高くなるということです。
詳しくはAppleのサポートページをご覧ください。
まとめ:自動接続の優先順位は学習するのを待つしかない
冒頭でも書きましたが、どのWi-Fiに繋がるかは自動学習で決められているため、ユーザーが決めることはできません。
ユーザーができることは「繋がって欲しくないWi-Fiに繋がった時は手動で切る」たったこれだけです。あとは使いたいWi-Fiを使うしかありません。
もしどうしても繋がって欲しくないWi-Fiがある時や優先順位を学習するのを待つのが嫌な時は、Wi-Fiの登録を削除するか、登録は消さずに自動接続の設定を解除することをお勧めします。