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Apple Watchを使う人なら誰もが一度は「Apple Watchってどのくらい耐水・防水性能があるんだろう?」と思ったことがあるのではないでしょうか。
この記事ではApple公式のApple Watchの耐水性能がどの程度なのかをまとめました。
Apple Watchを使っている方、購入を検討している方の参考になれば幸いです。
そもそもApple Watchは防水?耐水?どっち
「そもそも」の話なのですが、Apple Watchは防水なのでしょうか、それとも耐水なのでしょうか。
まず「防水」と「耐水」の違いと、Apple Watchがどちらに当てはまるのか?について触れていきます。
Appleの公式見解は「耐水性」がある
「防水」と「耐水」の違いはその業界・製品によって定義が異なります。
例えばジャケットやカバンの場合、「耐水は小雨など多少濡れても大丈夫。防水は水が生地の中に染みてこない」状態をいいます。
ではApple Watchは防水なのか耐水なのかというと、Appleは「Apple Watchは耐水性能を備えています」という言葉を使っています。だからといってApple Watchは「小雨など多少濡れても大丈夫」程度の耐水性能ではありません。
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Apple Watchはどのくらい耐水性がある?
Appleのサポートのページ「Apple Watch の耐水性能について」では以下のように記載されています。
Apple Watch は耐水性能を備えていますが、防水性能はありません。たとえば、Apple Watch を着用したまま運動したり (汗が付着しても支障ありません) 手を洗ったり、雨の日に着用して出かけても大丈夫です。
これだけを見ると「汗はOK」「手を洗うのもOK」「雨の日もOK」という、かなり頼りない耐水性能です。
また「Apple Watch の耐水性能について」には以下のようにも書かれています。
Apple WatchのSeries 2以降には、ISO規格22810:2010に基づく水深50mの耐水性能があります。
ここで「水深50メートルに入れてもOK」と勘違いしてはいけません。水深50メートルというのは時計では「5気圧防水」と言われます。
5気圧防水がどんなものか、日本時計協会のウェブサイトには以下のように書かれています
水に触れる機会の多い水仕事(漁業・農業・洗車・食堂など)や水上スポーツ(水泳・ヨット・つりなど)をされる方にお使いいただけます。
素潜り(スキンダイビング)及び飽和潜水用や空気潜水用に使用しないで下さい。
5bar以上の防水時計でも水圧の激しいシャワーや水道水が直接時計に当たらないようご注意下さい。
つまり濡れるのがOKなのはもちろん、「水泳」など泳ぐのに使えるけど、水圧が激しいシャワーや水道水に直接当てるのはダメってことです。
経年劣化で耐水性は落ちるので注意
さまざまなウェブサイトで耐水性能について調べていくと
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5気圧防水はプールはもちろん、入浴時に使ってはいけない
という声が多かったです。
その理由は防水パッキンの劣化による耐水性の劣化です。実際、Appleのウェブサイトには以下のように記載されています。
永久耐水ではないため、経年劣化で耐水性が損なわれる場合があります。Apple Watch の耐水性能を再検査したり、耐水加工を再度施したりすることはできません。次のような取り扱いは、Apple Watch の耐水性能に支障をきたす可能性があるため、避けてください。
ーApple Watch を落とすなど、衝撃を与える。
ーApple Watch を石けんまたは石けん水にさらす (たとえばシャワーや入浴)。
ー香水、溶剤、洗剤、酸や酸性の食品、虫除け、ローション、日焼け止め、油分、毛髪染料を Apple Watch に付ける。
ーApple Watch を水圧が強い水にさらす (ウォータースキーなど)。
ーApple Watch を着けたままサウナやスチームルームに入る。
つまりApple Watchを長持ちさせたいなら、「無茶しちゃダメよ」ってことですね。
Apple Watchを付けたままシャワー入浴OKという声もある
Apple Watchを付けたままシャワーを浴びたり、入浴してもOKと書く記事をよく見かけます。
中には常にApple Watchを付けたまま入浴する人もいるほどです。
でも、僕はApple Watchを付けたまま入浴することをお勧めしません。その理由は
- お湯やシャンプー・石けんは経年劣化を速めるから。つまり耐水性が下がりやすいから
- Apple Watchが壊れたときの出費が何万円もするから
- Apple Watchを取らないとバンドが当たる部分を洗えないから
- そもそもたかだか数分の入浴中に時間や来たメッセージを知る必要がないから
もちろん湯船に浸かってゆっくりしたいときは、Kindleで本を読んだり、ネットをウロウロしたくなることもあります。でも、そのときはiPhoneを使うので結局Apple Watchは必要ありません。
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iPhone自体もお湯に浸けることはなく、多少濡れた手でiPhone本体を持つ程度です。
結論:割と濡れても大丈夫だけど、濡らさないほうが良い
ということで結論をまとめると、Apple Watchは5気圧防水なので、水仕事などで濡らしたりする分にはまったく問題ありません。また泳ぐのも問題ないようです。
ただ壊れたときの出費がそれなりに大きいので、無理してApple Watchを着けなくてもいいのでは?というのが僕個人的な意見です。
「Apple Watchは耐水性能がある」とはいえ、無理してお湯や石けん、シャンプーが付いてしまう環境で使わず、お風呂場で時間を知りたければ安い耐水性の時計を着けたりお風呂場用の時計をどこかに置く方が現実的です。
またメールやメッセージの通知が来たとき知りたいのであれば、iPhoneのマナーモードを解除して音を大きくすればシャワー中でも気が付くのではないでしょうか。
Apple Watchの基礎知識や使い方、ユーザーがよく遭遇するトラブルに関する記事をまとめました。