【比較レビュー】SwitchBot掃除機K10+ このコンパクトさと静かさは革命

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この記事ではロボット掃除機 SwitchBot掃除機 K10+を使ったレビューを紹介します。

SwitchBot掃除機 K10+といえば、世界最小級の小ささが話題となり、発売前に行われたクラウドファンディングで目標額80万円に対して、6000人以上が購入し最終的な売り上げが3億4400万円に達するという記録的な大ヒットを見せたことで話題になりました。

今回、発売より少し間が空きましたが、メーカーのSwitchBotさんからSwitchBot掃除機 K10+を提供いただきました。
前作のSwitchBot掃除機 S1 Plusを1年ほど使っているので、新旧使い比べた感想も併せて紹介しますので、興味がある方は参考にしていただけたら幸いです。

目次

SwitchBot掃除機 K10+の特徴

まずはじめにSwitchBot掃除機 K10+の特徴をご覧ください。

注目したいSwitchBot掃除機 K10+の機能

最初に紹介するのはSwitchBot掃除機 K10+の特筆するべき機能から。

  1. 革命的なコンパクトさは世界最小級。直径が248mm
  2. 従来のSwitchBot掃除機よりも静音性がアップ。より静かな掃除が可能に
  3. 「小さくなった=性能が落ちた」ではなく「性能はほぼそのまま」

なんと言ってもサイズが小さくなったことです。しかも「サイズを小さくする→性能は多少妥協」ではなく、「サイズは小さく性能はそのまま」だから驚きです。

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多くのロボット掃除機が搭載する機能は搭載されている

もちろん多くのロボット掃除機が搭載している機能は搭載されています。

  1. 乗り越え可能な段差は2cm(従来品と変わらず)
  2. 水拭き機能も搭載。市販のお掃除シートを装着
  3. 70日間ゴミ捨て不要。ゴミ収集ステーションを完備
  4. マッピング機能搭載。最大10個まで複数のフロアに対応
  5. 音声操作に対応(Google Assistant, Alexa, Siri, IFTTT)

SwitchBot S1 Plusと比べて少し性能が落ちたこと

この記事では正直なところも書いていきたいので、1年程前に発売されたSwitchBot掃除機 S1 Plusと比べて性能が落ちているところもお伝えします。

どの機能も日常的に使っていて不便に感じることはなかった機能ばかりです。ただユーザーによっては「これは譲れない」という機能もあると思います。

  • 水拭きは水タンクがなくなり市販されている使い捨ての掃除シートを使用
  • 吸引と水拭きを同時にできなくなった
  • 1回の充電で掃除できる範囲が狭くなった。120㎡の掃除が可能(S1 Plusは250㎡)
  • 吸引力が微減(2700Paから2500Paに)

吸引力に関してはダウンしているものの使っていくなかで感じることはまったくなく、「変わらない吸引力」と言っても過言ではないと思います。

掃除ができる範囲は大きな家の場合は途中で充電のために戻らなければいけませんが、豪邸に住んでいない限り120㎡が掃除可能領域であればまったく問題ありません。

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ちなみに付属品はこちら

「ちなみに」ですが、付属品は以下の物が入っていました。

  • ロボット掃除機本体
  • 自動ゴミ収集ステーション
  • サイドブラシ 2個(1つは予備)
  • フィルター 2個(1つは予備)
  • お掃除シートの取り付けパッド
  • 専用お掃除シート30枚
  • ゴミ収集のパック 2枚(1枚は予備)
  • 掃除用の刷毛
  • クイックガイド、取扱説明書、サポートカード

SwitchBot K10+を実際に使った感想

ここから実際にSwtichBot S1 Plusを1年使い続けたユーザーとして、新しいSwitchBot掃除機 K10+がどうなのか比較レビューしていきます。

約50%のサイズダウンは革命

SwitchBot掃除機 K10+の箱を開けた瞬間、その小ささに驚きました。

正直なことを言ってしまうと、SwitchBot掃除機 K10+が手元に届くまで「小さくなるっていっても、たいした違いじゃないでしょ」と侮っていました。

ところがSwitchBot掃除機 K10+は驚くほど小さいです。

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実際に横に並べておいてみると一目瞭然ですね。この差は革命です。

どのくらい小さくなったのか計算してみました。従来のSwitchBot掃除機の直径は340mm。そしてK10+の直径は248mmです。これを面積にすると3630㎠と1930㎠になります。

つまりも47%もサイズが小さくなっているということです。しかも背も3ミリだけ低くなっています。

これだけ小さいと家に置いたときの存在感がまったく違います。また部屋を掃除している様子も別物です。

きっとK10+を使った人は今後元の大きさのロボット掃除機には戻れません。

小さくなって小回りが前よりも利くように

ロボット掃除機が小さくなったことで置き場所が小さくなるのもメリットなのですが、「小回りが利くようになった」のも大きなメリットです。

これまでのロボット掃除機のサイズでは、我が家にある棚の足と足の間は掃除がしにくいところがありました。

ところが本体が大幅に小さくなったことで、足と足の間を通れるようになりました。これによって足周りの掃除が一気に早くなりました。

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独自技術で清掃時の音が信じられないくらい小さくなった

SwitchBot掃除機 K10+は独自の技術「SilenTech技術」で、従来のSwitchBot掃除機 S1 Plusよりも50%も清掃時の音が小さくなりました。

SwitchBot掃除機には掃除をするとき4つのモードがあります。

  • MAXモード
  • パワーモード
  • 標準モード
  • 静音モード

この中の静音モードで清掃時の音がかなり小さくなっています。
ちなみに従来のSwitchBot掃除機 S1 Plusでも静音モードはありますが、そちらはあまり静かになった感じがしません。

では実際に清掃時の音を聞いて「50%も清掃音が静かになったのか?」というと、「50%かどうか」はわかりません。とはいえ、明らかに、誰が聞いても清掃時の音は小さいです。少し離れた部屋にいると、掃除しているかわからない暗い静かです。

また音質が柔らかくなったので、以前より「耳障り」な感じが軽減されました。

SwitchBot掃除機 K10+に慣れてしまうと、従来の掃除機には戻れません。今まで気にならなかった掃除音が一気に雑音になり、Swithbot掃除機 K10+は手放せない存在になりました。

自分だけでなく、家族や近所に「掃除機の音がうるさい」と思われたくない方にとってはかなりメリットが大きいのではないでしょうか。

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静かだけど清掃スピードが微妙に落ちます

静音モードですが、「音を静かにする」ために清掃スピードを少しだけ落としています。
SwitchBot掃除機によると我が家の和室とリビングは26平米あるらしいのですが、従来のSwitchBot掃除機 S1 Plusは清掃時間が22分でした。ところがSwitchBot掃除機 K10+は28分かかっています。

水拭きは市販のお掃除シートを使う

従来のSwitchBot掃除機 S1 Plusの水拭きは専用のモップを本体下に取り付け、さらに本体のタンクに水を入れて掃除を行っていました。

それがSwitchBot K10+は使い捨てのお掃除シートを使って床の水拭きを行います。
購入時には30枚入りのお掃除シートが付いていますので、別途購入する必要はありません。

ちなみにSwitchBot純正の掃除シートはサイズがピッタリにカットされ、しかも取り付けやすいように切り込みが入っています。市販のお掃除シート、例えばクイックルワイパーの場合、少しサイズが大きく分厚いのでハサミで切るなどの工夫が必要になります。

K10+になってよかったこと

これによって良くなった点がいくつかあります。

1つ目はこれまでは本体の水タンクに水を入れて、専用モップを取り付けて掃除を行いましたが、タンクの中の水を使い切らないまま、入れっぱなしで放置してしまうことがありました。

K10+は水タンクがなく、水の抜き忘れがないため衛生的になりました。

そしてもう1つは使い終わったモップを洗わずに、使い捨てのお掃除シートを捨てるだけで良くなったのも手間いらずです。

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これらの理由でSwitchBot K10+は衛生的に使うことができるようになりました。

K10+になって少し残念なこと

ところが水拭き機能について2つほどK10+になって残念に思ったこともあります。

1つ目は使い捨ての掃除シートは手軽で便利なのですが、ある程度の広さの家を掃除する場合、掃除の途中で掃除シートが乾いてしまい、最後の方は乾拭きみたいになっていました。

従来のSwitchBot S1 Plusは水タンクがあり、1回の掃除では使い切れないほど水を入れられるので、布が乾くことはありませんでした。

2つ目はSwitchBot掃除機 S1シリーズは床掃除と水拭きを同時に行えました。それがK10+は吸い込み口に水拭きのアタッチメントを付けてしまうので、掃除と水拭きを別々で行う必要があります。

「水拭きは頻繁にしたい」という方はK10+は向かないかもしれませんが、「たまに気になったとき」だけ使いたい方はK10+で十分だと思います。

清掃・水拭き禁止エリアを指定できる

ロボット掃除機に掃除して欲しくないエリアありませんか?
例えば小さな子どもやペットが普段いるエリアや、キッチン周辺は床に油汚れがあったりして自動で掃除をして欲しくなかったり。

他にも水拭きをして欲しくないエリアもありますよね。
絨毯やラグ・畳など濡れて欲しくないエリアは水拭きはして欲しくないですね。

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こういったエリアをあらかじめ「進入禁止エリア」にすることで、そのエリアには侵入してこなくなります。

設定はSwitchBotのアプリの部屋の間取りが表示されている画面から簡単に行えます。

70日間(実際はそれ以上)ゴミ捨て不要

SwitcchBot掃除機 K10+にはゴミ収集ステーション兼充電器が付属しています。掃除が終わる度にゴミ収集ステーションに自動で戻り、掃除機本体にたまったゴミはゴミ収集ステーションによって回収されます。

そのためゴミ収集ステーションの中にあるゴミ袋がいっぱいにならない限り、ゴミ捨てが不要です。

SwitchBotの公称では「ゴミ捨て不要の期間」は70日とあります。
でも、我が家は3LDKの家にもかかわらず1年間、旅行でいない日を除いて毎日SwitchBot掃除機を1回は稼働させていましたが、1回しか袋を変えていませんでした。

もちろん「1年で1回しかゴミ袋を変えなかったこと」は褒められたことではないかもしれませんが、ここで言いたいのは「70日」はかなり少なく見積もった日数で、一人暮らしの方ならかなりの期間ゴミ捨てが不要です」ということです。

小さくなっても清掃機能やセンサーはそのまま

SwitchBot掃除機 K10+は他社のロボット掃除機と比べて明らかに小さいです。

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小さいということは何かを犠牲にして小さくなったのでは?と誰もが思うはずです。ところがSwitchBot掃除機 K10+は従来のSwitchBot掃除機 S1 Plusが搭載しているセンサーをすべて搭載しています。

  • 位置センサー … 自分の位置を把握し効率よく清掃を行い、最後はゴミ収集ステーションに戻るセンサー
  • 段差検知センサー … 階段などからの落下を防止するセンサー
  • ジャイロセンサー … 傾き等を感知するセンサー
  • 超音波センサー … フローリングやカーペットを判別して、吸引力を上げ下げするためのセンサー
  • 空間認識技術「レーザーSLAM」 … 360度全方位の間取りや自己位置を認識するセンサー

これらのセンサーが従来のSwitchBot掃除機から引き続き搭載されました。

それによって掃除を安全で効率的に行ってくれます。

むしろ小型化したことで小回りが利いて、従来のサイズのロボット掃除機では入れなかった場所にも入れるようになりました。

アプリでさまざまな設定ができるのが便利

一般的に掃除機と言えば、掃除機本体で設定(といっても強弱くらい)を行いますね。
ところがロボット掃除機はアプリで設定を行います。

SwitchBot掃除機シリーズの場合、以下の設定をアプリで行うことができます。

  • 清掃モードの変更(静音・標準・パワー・MAX)
  • マップを編集
  • スケジュール(タイマー清掃)
  • ボイスの変更
  • 部品交換や掃除時期の通知
  • おやすみ期間(自動清掃や音声案内を行わない時間)の設定
  • 音量調節
  • チャイルドロック
  • 衝突防止モードのオンオフ
  • カーペットモードのオンオフ
  • デバイスの再起動
  • 掃除機の名前の変更
  • 掃除機をラジコンのように操作可能

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従来の製品から細かい改善も見られる

従来のSwitchBot掃除機 S1 Plusと比べて細かい改善が見られます。

例えばこれまで置き場所がなかった水拭きモップを付けるパーツが、ゴミ収集ステーションのフタの裏に貼り付けられるようになりました。

以前は水拭きモップを付けるツールの置き場に困っていましたが、使わないときはゴミ収集ステーションのフタの裏に付けておけば良いのは便利です。

また掃除機を掃除する小さなホウキ?刷毛?もゴミ収集ステーションの中にあります。

他にもゴミ収集ステーションのケーブルが本体裏で束ねられるようになっているのも好印象です。ダラダラとケーブルがしなくなり配線がスッキリします。

こういった細かい改善は使い勝手があがるのはもちろんなのですが、使っていく上で「メーカーの努力」が見えるので好感が持て「今後も使っていこう」と思えます。

余談:どうして型番が「K10+」なのか

「まとめ」の前に余談を1つだけ紹介します。

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今回紹介したロボット掃除機SwitchBot K10+なのですが、どうして型番が「K10+」なのか疑問に思いました。

そこでSwitchBot社に問い合わせをしてみました。すると回答が返ってきて「K10+」は「K」が「小型(kogata)のK」で「10」は「型番の10」そして「+」は「ゴミ収集ステーションが付くモデルは+が付く」とのことでした。

「Kが小型のK」というのは非常に面白いですね。

【まとめ】SwitchBot掃除機 K10+

今回、SwitchBot掃除機 K10+(写真右)を旧作のSwitchBot S1 Plus(写真左)と比較しながら紹介してきました。

比較してわかったことは「驚くほど小さくなったのに性能はほぼ同じ、むしろ静音機能があがった」ということでした。小さいことで置き場所が小さいし、小回りが利くようになりました。

多くのレビュー記事は「こんな人にオススメ」を書きますが、ここは敢えて「こんな人にはSwitchBot掃除機 K10+はオススメしません」を書いてみました。

SwitchBot K10+をオススメできない人

  • 水拭きを頻繁にやりたい人
    水拭きと清掃が同時にできないのと、使い捨てシートはある程度の広さの家だと途中で乾いてしまう
  • 水拭きで使い捨ての掃除シートを使いたくない人
  • 大きな家(100平米)以上の家に住んでいて1回の掃除で一気に終わらせたい人
  • ゴミ収集ステーションは欲しくない(その都度ゴミを捨てたい)人
  • 大きな掃除機が好きな方

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上記に当てはまらない人は

上記の「オススメできない人」に当てはまらない人でロボット掃除機を買いたい人は全員「SwitchBot掃除機 K10+」をオススメできる人です。

ロボット掃除機において「小さいは正義」です。特に一人暮らしの人は家のスペースが限られてくると思います。大きな掃除機が場所を部屋の角を占拠するよりも、小さいスペースのほうが良いですよね。

また清掃音が小さいのもとても大きなメリットです。本当に以前のモデルよりも小さくなっています

購入はSwitchBot公式かAmazon.co.jpがオススメ

購入はSwitchBot公式かAmazon.co.jpで時々セールをしているのでオススメです。

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この記事を書いた人

Apple製品をはじめとしたガジェットの使い方やレビューを書いています。レビュー依頼は問い合わせから。
Apple製品ほかガジェットが好き。40代2児の父。2014年からブログ運営を仕事にしてます。

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