MacとiPadの世界が変わる「ユニバーサルコントロール」とは

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この記事では2021年秋にリリースされるiPadOS 15とmacOS Montereyの新機能「Universal Control ユニバーサルコントロール」がどんな機能なのか紹介します。

ユニバーサルコントロールを使うことで、MacとiPadを連携して使う作業がこれまで以上に簡単に、そして効率的に行うことができるようになります。

この記事で記載される内容はAppleの公式ページや海外メディアのリーク情報を始めとしたリリース前のiOS 15・iPadOS 15、macOS Montereyの情報を元に書かれています。
そのため正式なリリース版と表記や内容が異なる場合があります。その点ご了承ください。記事は情報が入り次第、随時アップデートしていきます。

目次

何ができる?ユニバーサルコントロールがMacとiPadを変える

Universal Control(ユニバーサルコントロール)がどんな機能か一言で説明すると、1つのマウスやキーボードをMacとiPad間を共有し、シームレスに行き来できる機能です。

AppleのイベントWWDCで紹介している動画を見るとどんな機能か視覚的にわかりやすいです。

動画はユニバーサルコントロールを紹介するところから始まるようにセットしていますが、うまく見れない方は「1時間22分」くらいから見始めるとちょうどユニバーサルコントロールから始まります。

1つのマウスやキーボードをMacとiPadでシームレスに使える

1つのキーボードやトラックパッド、マウスを最大3台のMacとiPadで共有することができます。

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イメージとしてはMacで複数ディスプレイを繋いでいるときと同じように、Macの画面の左端まで行くと、Macの右にあるiPadの右端にカーソルが現れて、そのまま操作することができます。

これと同じことがキーボードでも行えるようになります。

ちなみにキーボードやマウスのメーカー「ロジクール」がLogicool Flowという似た機能を提供していますが、この機能はWindowsとMac間のみでiPadでは使えません。またアプリを入れたり設定が必要です。

ただしMacを起点にする必要があるかもしれない

2021年6月13日現在の情報では、ユニバーサルコントロールは1つのマウスやキーボードをMacとiPadで共有できる機能とありますが、「母艦」となるのはMacのようです。

そのためカーソル移動は常に「Mac側からのみ」に対応しており、iPad側を起点にしてユニバーサルコントロールを使うことはできません。また2台3台のiPadを横に並べてマウスやキーボードを3つのiPadにまたがって操作することもできません。

この機能は最終的にiPadOS 15やmacOS Montereyが出るまでに変わる可能性が十分にあります。

ドラッグ&ドロップも端末をまたいで行える

MacやiPad間でマウスのカーソルが移動できるように、ファイルのドラッグ&ドロップもMacとiPadをまたいで行うことができます。

そのためiPadで手書きのイラストや文字を書いて、それをそのままMacの編集アプリに受け渡すことが可能です。

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この機能もカーソルの移動と同じでMacが起点でなければできないかもしれません。

複雑な設定は一切なし

ユニバーサルコントロールを使うための複雑な設定はありません。

基本的にユニバーサルコントロールを使いたい端末で同じApple IDを使っていて、同じWi-Fi上にあり、BluetoothとHandoffがオンになっていればOKです。

ユニバーサルコントロールを使うための条件

ユニバーサルコントロール自体は設定することがほとんどありませんが、端末などいくつか条件を満たしている必要があります。

  • 使用するiPadにiPadOS 15、MacにはmacOS Montereyが入っている
  • 全ての端末が下記で「ユニバーサルコントロールに対応したMac・iPad」である
  • ユニバーサルコントロールを使いたい端末はすべて同じApple IDで2ファクタ認証を使ってログインしている必要がある
  • 無線で使うためには全ての端末のBluetooth、Wi-Fi、Handoffがオンである
  • 全ての端末が10メートル以内にある
  • インターネット共有を使っていないこと
  • USBで使う場合はMacとiPadが「信頼された端末」の状態である

ユニバーサルコントロールに対応したMacとiPad

Universal Control(ユニバーサルコントロール)に対応したMacは以下の通りです。

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  • MacBook Pro 2016年モデルかそれ以降
  • MacBook 2016年モデルかそれ以降
  • MacBook Air 2018年モデルかそれ以降
  • iMac 5K Retina 27インチ Late 2015
  • iMac 2017年モデルかそれ以降
  • iMac Pro
  • Mac mini 2018年モデルかそれ以降
  • Mac Pro 2019

そして続いてユニバーサルコントロールに対応したiPadは以下の通りです。

  • iPad Pro
  • iPad Air 第3世代かそれ以降
  • iPad 第6世代かそれ以降
  • iPad mini 第5世代かそれ以降

現段階でわからないこと

2021年6月13日現在、ユニバーサルコントロールでわかっていないことがいくつかあります。

  • Apple純正のマウスやキーボード以外でコントロールできるのか
  • どこまで遅延なく行えるのか

遅延についてはAppleの発表を見る限り、かなり無さそうな気はします。iPadをMacのサブディスプレイにするSidecarはMacの画面1つを写しているにもかかわらず遅延が少ないので、マウスやキーボードだけを行き来するならそんなに遅延はなさそうです。

Apple純正以外のキーボードやマウスで使えるか?については今のところApple公式で明言されていないのでわかりません。

情報元

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この記事を書いた人

Apple製品をはじめとしたガジェットの使い方やレビューを書いています。レビュー依頼は問い合わせから。
Apple製品ほかガジェットが好き。40代2児の父。2014年からブログ運営を仕事にしてます。

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