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「1.1.1.1」という無料のパブリックDNSサービスを知っていますか?
パブリックDNSサービスという言葉自体、あまり馴染みがない人も多いと思います。
この記事ではパブリックDNSサービスの「1.1.1.1」をiPhoneやiPadで簡単に使えるようにする「1.1.1.1 with WARP」の設定方法や使ってみた感想をまとめました。
インストールと設定は簡単
「1.1.1.1」のアプリを設定するのは非常に簡単です。複雑な操作は一切ありません。
- 「1.1.1.1 with WARP」をダウンロードする
- 画面下の をタップ
- 画面右下にある をタップ
- 画面右下の同意するをタップ
- VPNプロファイルをインストールをタップ
- 画面真ん中の許可をタップ
- パスコードを入力
- 通知は許可してもしなくてもOK
- 画面真ん中の大きなスイッチをオンに
- これで設定完了です。
1.1.1.1のアプリをしばらく使ってみた感想
1.1.1.1 with WARPを使ってみた感想をまとめていきます。
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セキュリティーについてはよくわからない
1.1.1.1をはじめとしたパブリックDNSサービスはセキュリティーの高さ、プライバシーが保護されることが大きなメリットとされています。
これに関しては使っていて「よしセキュリティーが高いぞ」と実感できるものではないので、良い悪いの判断はなかなかしにくいというのが正直なところです。
インターネットが遅く感じる
1.1.1.1 with WARPを入れると、インターネットのやり取りはすべて「1.1.1.1」を介して行われます。そのためインターネットは遅く感じます。今までよりすべて一呼吸置くイメージです。
そこで試しに1.1.1.1をオンにしたときと、オフにしたときで速度が違うのかテストしてみました。
1.1.1.1 with WARPなしの速度テスト
Ping | ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|---|
1回目 | 17 ms | 208 Mbps | 86.5 Mbps |
2回目 | 17 ms | 186 Mbps | 93.1 Mbps |
3回目 | 14 ms | 230 Mbps | 81.3 Mbps |
別のタイミングでも測ってみました
Ping | ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|---|
1回目 | 16 ms | 61.6 Mbps | 43.6 Mbps |
2回目 | 15 ms | 65.7 Mbps | 56.9 Mbps |
3回目 | 13 ms | 158 Mbps | 93.4 Mbps |
1.1.1.1 with WARP有りの速度テスト
Ping | ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|---|
1回目 | 156 ms | 108 Mbps | 10.5 Mbps |
2回目 | 151 ms | 78.2 Mbps | 41.9 Mbps |
3回目 | 172 ms | 41.1 Mbps | 11.7 Mbps |
別のタイミングで測ったときの結果がこちらです。
Ping | ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|---|
1回目 | 247 ms | 127 Mbps | 15.6 Mbps |
2回目 | 286 ms | 91.8 Mbps | 3.11 Mbps |
3回目 | 284 ms | 8.39 Mbps | 45.2 Mbps |
ちなみに「Ping」というのは一言でいえば「応答速度」です。何かクリックして表示されるまでの時間を決める要素の1つです。
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日常生活で例えると「キャッチボールで自分がボールを投げて、相手が受け取って自分に返ってくるまでの時間」です。その数値が低いほど反応速度が早いです。
こう見ると明らかに遅くなっているのがわかります。とはいえ、普通にウェブの閲覧をするだけなら、あまり気にならないスピードとも言えます。
あとは低速回線でどのくらい遅くなるのか?が気になるところではあります。
一部のアプリが使えなくなる
1.1.1.1を使うことで一部のアプリが使えなくなります。
例えばマインクラフトを使ってRealm(レルム)にアクセスしようとしても繋がりません。
その他、1.1.1.1はアクセス元を隠すためにアメリカのサーバーを介しているので、アクセス元の地域がアメリカになります。そのためアクセス元の地域をチェックしているサービスは使えない可能性が高いです。
「速度」ではなくセキュリティー重視
1.1.1.1のメリットは細かい設定をしなくてもアプリで簡単に設定ができ、しかも用途に合わせてオンとオフの切り替えが簡単になることです。
カフェなどのフリーWi-Fiにつなげてインターネットをするときに1.1.1.1を使っていれば、プライバシー保護の面でセキュリティーが向上するのは大きな魅力です。
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ただその時、回線速度を期待してはいけません。
僕は普段自宅でインターネットをするときはオフにしておき、外出先、特にカフェなどでWi-Fiを使うときだけ1.1.1.1 with WARPをオンにして使っていくことにしました。