この記事ではApple製品間で、手軽に高速なデータ転送を可能にするAirDrop(エアドロップ)がどんな機能なのか、また設定方法などを紹介します。
Apple製品同士でデータを受け渡すならメールやメッセージ、オンラインストレージを使うより便利なのでぜひ使ってみてください。
まとめ:AirDropとは何か
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まずはじめにAirDropがどんな機能なのか、その特徴をまとめます。
- iPhone、iPod Touch、iPad、Macのあいだで簡単にデータの受け渡しができる
- Appleの多くの端末で使える
- インターネットを介さないため、データ制限がない
- データ転送が非常に高速
AirDropの仕組み
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メールやメッセージ、オンラインのファイル共有サービスで写真やデータの受け渡しを行う時は、インターネットを介して行います。

そのためインターネット回線などの使用環境によって転送速度や、利用するサービスが設けるデータサイズに制限が生まれてしまいます。
例えばLINEの場合、送ることができる動画は5分までと決まっています。またメールもメールサーバーによって添付できるファイルサイズが決まっていますね。

ところがAirDropはデータの転送でインターネットを他社のサービスを介しません。
データのやり取りはWi-FiやBluetoothを使って端末同士を直接繋げて行います。このデータのやり取りの方式をP2P(ピアツーピア)と言います。
しかもデータの転送速度はものすごく速いです。1GBのファイルでもすぐに送ることができます。ちなみに厳密には速度制限がないわけではなく、Wi-FiやBluetoothの速度に依存します。
AirDropに対応した端末
上でも触れましたが、AirDropはAppleの多くの製品で使うことができます。
- iPhone 5以降
- iPad Pro全機種
- iPad 第4世代以降
- iPad Air 全機種
- iPad mini 全機種
- iPod Touch 第5世代以降
他にもMacとMac同士でデータの受け渡しをするばあい、はMac OS X Lion以降で、MacとiPhoneやiPadの場合はMac OS X Yosemite以降がインストールされている必要があります。
AirDropで共有できるもの
AirDropでは多くのものを共有することができます。
できるものは写真や動画だけではありません。
- 写真
- 動画
- アプリで作成した書類(対応していないアプリもある)
- 位置情報
- 連絡先
- ウェブサイトのアドレス
その他、意外といろいろなものをシェアできるので試してみてください。
AirDropの使い方
「AirDropの仕組み」の次は「AirDropの使い方」です。
AirDropの使い方はお使いの端末、iOSやiPadOS、macOSのバージョンによって若干異なります。
そのためここでは大まかな紹介となります。
設定を確認する
AirDropの送受信を行うには、以下の設定を確認する必要があります。
- Wi-Fiがオンである
- Bluetoothがオンである
- インターネット共有がオフである
この3つの条件が揃っていれば、AirDropを使うことができます。
送信側の手順
- AirDropで共有したい写真やファイル、ウェブサイトを開く
- 共有 を探してタップ
- AirDropのアイコンをタップ
- ファイルを送りたい相手をタップ
これで相手に送信されます。
お使いの端末によっては共有
をタップした後、AirDropのアイコンは表示されず、タップしてAirDropで共有の中に送ることができる端末が表示されているかもしれません。受信側の手順
送られた側はAirDropでファイルが送られてきたという通知とともに辞退と受け入れるの選択肢が表示されるので、いずれかをタップします。
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