【レビュー】M1チップ搭載MacBook Proがギュッと集中して使って感じたこと

2020年6月に発表されたApple独自のチップ「M1チップ」を搭載したMacが遂に手元に届きました。

この記事ではM1チップ搭載のMacBook Proが手元に届いて、約1時間ほど使って感じたファーストインプレッションを紹介します。

開封から1時間で感じたM1チップ搭載のMacBook Pro。その違いは?

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まずは「速報」的な意味合いもあるので、M1チップ搭載のMacBook Proが届いて1時間ほど集中して使ってみてどう感じたのか?をまとめてみました。

ちなみに開封の儀はありません。早く使いたくてむしり取るようにパッケージからMacBook Proを取り出しました。

外観は驚くほど変わらない

外観は驚くほど何も変わりません。1ミリも変わっていません。

この「1ミリも変わっていない」は比喩表現ではなくて実際にカタログ上1mmもサイズ変更がありません。

外で使っていてもパッと見ただけなら誰もM1チップ搭載のMacBook Proを使っていることに気が付かないはずです。

つまりカフェに行って「M1チップ搭載のMacBook Proだ。どうだ」とドヤりたい人には残念なお知らせです。

正直1時間使っていて途中から、どっちが新しいMacBook Proなのかわからなくなるほどです。使っていても新鮮さはまるでありません。

そういう意味で個人的には筐体のデザイン変更はなくても、せめて色変更、たとえば最近のApple WatchやiPhone 12 Proはスペースグレイの代わりにグラファイトが使われているので、グラファイトを出して欲しかったです。

色味が少し変わるだけでも「新しいMacBook Proを買った」という気持ちが満たされるので。

キーボードに若干の変更がある

筐体自体は全く変わっていませんがキーボードに少しだけ違いがあります。
M1チップを搭載したMacBook ProとMacBook AirからFnキーに言語を切り替える機能が追加され、キートップには地球儀が印字されています。

この地球儀。iPhoneやiPadのソフトウェアキーボードや、iPadのキーボードカバー「Smart Keyboard Folio」やiPad用の「Magic Keyboard」で馴染みがあるキーです。

このキーボードは英字キーボードなので左下に

地球儀キーは日本語のキーボードの場合、スペースキーの3つ右隣のFnキーに。英字キーボードの場合は左隅にあるFnキーに言語切り替えが割り当てられました。

これによってMacBookシリーズを使っていてもiPadを使っても同じ指の動きに統一できるということです。ありがたい。

ただ僕は海外在住で英字キーボードを使っている関係で、日本語キーボードならスペースキーの左右にある「英かな」キーがありません。そのためMacBook ProにKarabinahというアプリを使ってcommandキーで言語の切り替えています。なのでそのまま使い続けるか、それともApple純正の切り替え方にするか迷うところです。

M1チップ搭載のMacBook Proは早くなってる?

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今回大きく注目を集めているのが、M1チップを搭載したMacシリーズの性能です。発売前の事前情報では「MacBook Pro16インチのCore i9 2.4GHzと同等」と言われていました。

ちなみにIntel Core i9 2.4GHzを搭載したMacBook Pro 16インチは税抜きで28万円もします。

もちろんチップ以外にディスプレイサイズやメモリ、ポートの数、スピーカーなどの違いなどあるので一概に28万円のMacBook Pro 16インチと14万円弱の13インチMacBook Proを比べるのは乱暴です。

それでも価格半分で性能が同等というのは業界を騒然とさせて当然です。

余談ですけどAmazon.co.jpでMacBook Pro買うと5%のポイントが付くんですね。7400円くらいポイントが付くならAppleで買うよりAmazonで買った方が絶対にお得です。

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実際に使って性能の違いを感じる?

では、実際にM1チップを搭載したMacBook Proを使ってみて、intelチップ搭載の2020年モデルと比べて性能に違いを感じるか?というと、あまり感じません。

速度に関して時々ブログやYoutubeで「コンマ何秒遅れる」といった表現をする人がいますが、僕には感じられませんでした。

僕は仕事でPhotoshopやIllustratorを使うことがあるのですが、それらをRosetta 2(M1チップのMacでIntel版Macのアプリを動かす機能)環境で使いましたが、全く問題ありませんでした。

ただ僕が扱うデータはデータが大きい印刷用のデータではなく、ウェブで表示させるものしか作らないのでデータサイズが小さいからかもしれません。

ちなみにPhotoshopもIllustratorも最初の起動で引っ掛かりみたいなものを感じました。

加筆:Chromeが重たい

Google Chromeが僕のメインのブラウザなのですが、ページをたくさん開いて色々調べ物をしていたところ、タブの切り替わりなどでもたつきを感じました。

またその状態で文字を入力するとキー入力も少し重くなります。

追記:11月18日にChromeのアップデートが出ました。それによって落ちる回数は大幅に減り、速度も以前通りに戻っています。今後もアップデートが行われるので、「Chrome重たい」は解消されました。

スリープからの起動が爆速になった

M1チップ搭載のMac Book Proに変わって驚いたことがあります。それはスリープやロックを解除するときの動作が爆速になったことです。

僕は普段Apple WatchでMacBook Proのロックを解除しているのですが、その差は歴然です。もたつきみたいなものは一切ありません。

iPhone・iPadのゲームもできたけど、数は少なめ

M1チップ搭載のMacからもともとiPhoneやiPad用に作られたアプリもMac上で動くようになりました。

なので試しにAppleのイベントでも使われていたMonument Valley 2をやってみました。以前このゲームは購入してクリアしていたのですが、普通にMacで起動したとき、ちょっとした感動すら覚えてしまいました。

イベントで紹介されるだけあって完全にMac上で遊べます。

ただM1チップに対応したiPhone・iPadアプリは少なめなので、今後の対応に期待したいです。

バグにはあまり遭遇していません

1時間ほど使ったばかりなので、まだまだ検証は必要なのですが僕が使った限りで言うと、目立ったバグはあまりありません。

「あまり」と書いたのはゼロではないからです。

具体的にはこの記事を書いているとき、Chromeが落ちたました。他にもキーボードにある言語を切り替える地球儀キーを押しても日本語と英語の切り替えができなくなったりしました。

でも、逆を言えば僕が遭遇したバグはその程度です。

とはいえ、MacやiPhoneなどApple製品に限らず、多くの家電製品は初期ロットでバグが出ることが多いです。

しかも今回のM1チップはAppleが初めて出す自社製Mac用チップです。僕が1時間使っただけでは遭遇しないバグ。または僕は遭遇しなくても他のユーザーが開封1分で遭遇するバグもあります。

なので僕はこのレビューで「バグが少ないから安全」とか逆に「バグが多いから買わない方がいい」とは言えません。これから買おうと思っている人は「M1チップ MacBook バグ」などのキーワードで情報を探してみることをお勧めします。

今後検証していきたいこと

今回はファーストインプレッションなのでレビューできなかったことで、今後検証していきたいことを挙げて終わりにします。

バッテリーの持ち

まず今後検証していきたいことの一つにバッテリーの持ちがあげられます。電源を抜いた状態でどのくらい使えるのか気になるところです。

ファンがどのくらい回るか

それとMacBook Pro 2020年のIntelモデルはちょっとしたことでファンが全開で回っていました。時にはPhotoshopやIllustratorのアップデートをするだけでファンが回ったほどです。その辺が解消されているのかも要チェックです。

発熱はどのくらいするか

発熱はバッテリーの持ちやファンがどのくらい回るか?と直結している問題ではあるのですが、非常に気になっているところです。

MacBook Proは夏場になるとキーボードを使うのを戸惑うほど熱くなることがあります。指先だけ低温やけどしそうです。友人でそれが理由で外部キーボードを使っている人がいます。僕も毎年真剣に検討しつつ、ずっと内蔵キーボードを使い続けています。

本体の発熱がM1チップによって改善されることを本当に期待しています。

まとめ:普通に動くMacBook Pro

と言うことで色々書いてきましたが、M1チップを搭載したMacBook Pro、普通にいいです。正直たくさんのバグを覚悟していたので、拍子抜けといえば拍子抜けです。

上でも少し書きましたが筐体も色も何も変わっていないのと、すでにmacOS Big Surは以前のMacBook Proに入れて使っていたので、「新しいMacを買った」と言う感じはしません。

そう言う意味で「問題ばかり荒れ模様のIntelからAppleシリコンへの以降」ではなく、驚くほどスムーズで、全くつなぎ目のない移行のスタートを切れたような気がします。

ただ個人的には新しい筐体にして欲しかったし、Face IDを搭載したりSIMカードを搭載できて自分でモバイル回線に繋がるMacBook Proを出して欲しかったです。

Appleシリコンにネイティブ対応のアプリが出たら変わるのか

今現在、Appleシリコン(M1チップ)に対応したアプリはApple純正のもの意外ほとんどありません。

今動いているアプリはどれもRosetta 2の上で動いているだけなので、M1チップ搭載のMacの進化を問うのは早い気がしています。

なので、その辺も含めて今後も長期的に使ったレビューもしたいと思っています。

ちなみに日々使っていて気付いたことはTwitterに投稿していくので、興味がある方は@how_to_ringoもチェックしてみてください。

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