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2021年12月16日、スパイダーマンの最新作「スパイダーマン ノーウェイホーム」が公開されました。
先日「ネタバレ無し」のレビュー記事を書きましたが、今回はネタバレ有りのレビューを書いていきたいと思います。
ネタバレを避けたい方はこの記事はここで読むのを止めてください。
今作は正直ネタバレ無しの方が絶対に面白いです。僕はネタバレをしないで観に行って劇場の観客とともに盛り上がりました。
【追記しました 12月17日】
ポストクレジットについて書くのを忘れていたので追加しました。これもネタバレ注意です。
ネタバレ記事を書くか迷いました
正直なところ、ネタバレ記事を書くかとても迷いました。
Twitterでは映画を見終わった後すぐに「ネタバレ記事を書く」と宣言していたのですが、時間が経ってみるとそれってどうなんだろう?と思ってからです。
僕は事前情報の「噂」は知っていましたが、先行試写が始まってからの本当のネタバレ情報は見ないでスパイダーマン ノー・ウェイ・ホームを観に行きました。
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その結果すごく楽しめました。なので、映画を台無しにしてしまうのでは?と思ったんです。でも、それを踏まえた上で「それでも知りたい」という人もいると思うので記事にすることにしました。
ネタバレが嫌な人はこの先スクロールしないで、そっとこの記事を閉じてください。ネタバレ気にしない人だけご覧ください。
スパイダーマン ノーウェイホームの「あらすじ」
まずはネタバレ無しのあらすじを紹介します。
予告編を見てもわかる内容なので、敢えて読む必要はないかもしれませんが、念のため。
本作「ノーウェイホーム」は前作「ファーフロムホーム」の直後から話がスタートします。
前作の最後、ミステリオによってスパイダーマンであることが明かされ、世間に知られてしまったピーターパーカー。それによってプライバシーが奪われて社会生活を送ることが難しくなってしまう。さらに周りの人たちにもその影響は出る。
それに苦悶したピーターはドクターストレンジのところを訪れ、ピーターパーカーがスパイダーマンであることを世の中から忘れさせる魔法を使ってもらうようにお願いする。
ところがその魔法はピーターのちょっとした邪魔によって失敗。ただ失敗しただけでなく、失敗したことによって他のユニバースでスパイダーマンにやられたヴィランたちを呼び出してしまうことになる。
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他のユニバースから呼ばれたヴィランたちは5人。
- グリーン・ゴブリン(2002年公開スパイダーマンのヴィラン)
- ドクターオクトパス(2004年公開スパイダーマン2のヴィラン)
- サンドマン(2007年公開スパイダーマン3のヴィラン)
- リザード(2012年公開アメイジングスパイダーマンのヴィラン)
- エレクトロ(2014年公開アメイジング・スパイダーマン2のヴィラン)
そのヴィランたち元のユニバースへ戻すためにピーターパーカーは奔走する。
ネタバレ有り「スパイダーマン ノーウェイホーム」を観た感想
「ネタバレ無しのレビュー記事」はネタバレをしないよう核心に触れずにアレコレ書いたので、書くのがけっこう大変でした。
何から書いたら良いかわからないので、映画の時系列にある程度沿って紹介していきます。
ネタバレは有り。でもストーリーはわからないように
ちなみにネタバレはしますが、全体のストーリーはわからないように書いていきます。事前情報を入れつつ、スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム本編は楽しんでいただけると思います。
この映画、今後5回10回は観るかもしれない
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この記事を書いているのはスパイダーマン ノーウェイホームを見終わって丸1日が経っています。
今一番思うことは「何度も見直したい」です。
映画を観たその日に「何度も観たい」と思える映画は久しぶりです。そのくらい満足しています。
映画の全体的な評価をするなら★★★★☆(4.5)といったところでしょうか。満点の5.0でないのは、言っても完璧な映画はなく、多少は「どうなの?」とおもうとおろがあるからです。
僕は海外在住、英語圏に住んでいるのですが英語音声字幕無しで観ました。なので理解度がまだ低いです。なので今後映画館ではなかなか観れないかも知れませんが、今後この映画は5回10回は観る気がします。
そのくらい面白かったです。
2時間半だけどあっという間。丁寧な話の展開
映画の本編は2時間半くらい。時間だけ観るとすごく長いのですが、あっという間でした。
アベンジャーズ エンドゲームのように登場人物満載、いろんなことがいろんな場所で同時多発的に起こって、ドタバタ大騒ぎして最後にまとめるという映画ではありません。
むしろ一つ一つがしっかりと描かれていています。
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ピーターパーカーがスパイダーマンであることで抱える苦悩、スパイダーマンであることを秘密にしてきた苦悩、さらに秘密が明かされてしまったことで生まれた苦悩と、それを支えるMJやネッド、メイおばさんなど周りの人たちとの繋がりも細かく描かれています。
デアデビルがとうとうMCUに
スパイダーマン本編とは関係ないと言えば関係ないのですが、Netflixで描かれたデアデビルがとうとうMCUに合流しました。
先日公開されたディズニープラスのドラマ「ホークアイ」5話には、デアデビルでヴィランとして登場したキングピンが出てきました。俳優はNetflix版と同じです。
そのためMCU好きのなかで「デアデビルが本格的にMCU参戦か」と騒がれていましたが、とうとうスパイダーマン ノー・ウェイ・ホームにデア・デビル、正確には弁護士のマット・マードックとして登場しました。
基本的に弁護士として出演し、最後の最後に「ほらやっぱりデアデビルだ」とわかるシーンがありました。
ピーターパーカーの成長と優しさを感じた
スパイダーマン ホームカミング、そしてスパイダーマン ファーフロムホーム、さらにアベンジャーズシリーズを経て、今回のピーターはとても成長しているように見えました。
アベンジャーズではないので、スパイダースーツの力でごり押しの戦いをすることはありません。
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最初の方はアベンジャーズのときのナノテクを使ったスーツを着ていますが、後半線は完全にスパイダーマンの純粋なアクションを楽しめるのも魅力的です。
また誰かの指示や誰かの思惑で戦うのではなく、自分がどう思うか、どうしたいかを通した「ピーターパーカー」らしく問題に向き合っていく姿がとても良かったです。
また他のユニバースから集まったヴィランたちをドクターストレンジは「運命だから」という理由で死を受け入れるように言います。
ところがピーターはそれにあらがうためにドクターストレンジの指示を破り、むしろドクターストレンジの動きを封じてまで、自分の思いを通します。
ヴィランさえ救うために、そしてMJやネッド、さらにメイおばさんたちを守るために奔走する姿にグッとくる物がありました。
さよならメイおばさん
ずっと「噂」として今回のスパイダーマンで誰かが亡くなるのでは?と言われてきました。なくなったのはメイおばさんでした。
劇中「With great power comes great responsibility 大いなる力は大いなる責任が伴う」というベンおじさんの明言も登場します。
このメイおばさんの死が大きな影を落とすのと同時に、物語が大きく動き始めるきっかけになります。
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とうとう3人のスパイダーが集結する
以前からトビー・マグワイア版のスパイダーマンと、アンドリュー・ガーフィールド版のスパイダーマンがMCUに登場するのでは?と言われていました。
それぞれの作品からヴィランが出ていたら、スパイダーマンが出るのでは?と言われて当然です。
そしてとうとう本当に3人のスパイダーマンが集結しました。
今作「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」のキャッチコピーは「全ての運命が集結する」です。まさに運命が集結しました。
登場方法については実際に観てください。ちなみに僕は公開日初日の初回を観たのですが、スパイダーマン好きが多くトビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドが登場するシーンはものすごく盛り上がっていました。
しかも登場は一瞬ではなく後半はずっと登場して、3人で協力しながらヴィランたちを大活躍します。
中にはトビー・マグワイア版のスパイダーマンだけ蜘蛛の糸が手から出てくることに他の2人が驚いて「どうなってるの?」と質問するなど、笑いのシーンもあります。
ポストクレジットは2つある
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ポストクレジットで何が出てきたのかについても触れておきます。
念のためポストクレジットについて触れておくと、MCUシリーズは本編が終わってエンディングの途中、またはエンディングが終わった後で特別映像を流します。時間はほんの数十秒なのですが、今後の作品の予告にもなっているためファンが楽しみにしているものです。
今回のポストクレジットは2つありました。
1つはスパイダーマン・ヴェノム関連。ヴェノム2のポストクレジットの続きがスパイダーマン ノーウェイホームのポストクレジットに繋がりました。
詳しいことは書きませんが、明らかにヴェノムが今後MCUに参戦します。とはいってもこれまでのトム・ハーディーが演じるエディのヴェノムではなさそうです。
そしてもう一つはドクターストレンジの新作「ドクターストレンジ イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」です。これは本来のポストクレジットの特別映像というより、Youtubeでも見れそうな「予告編」みたいなものでした。
<追記 2021年12月23日>
Youtubeに「ドクターストレンジ イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」の予告編として公式に発表されました。
そのなかで最終的なメインのヴィランになりそうな人物が登場していました。その人物はディズニープラスの「ワット・イフ」に登場した闇落ちしたドクター・ストレンジです。
こんな映画観たことない
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今回の映画考えれば考えるほどスゴいです。
トビー・マグワイア版のスパイダーマンとアンドリュー・ガーフィールド版のスパイダーマンはSONYの映画。そしてトム・ホランド版のスパイダーマンはSONYにも権利はありますが、基本的にマーベル(ディズニー)の映画です。
しかもトビー・マグワイア版のスパイダーマンが最初に作られたのは今から19年も前の2002年。当時の俳優も同じまま、当時の設定を引き継いで映画にできたこととに驚きです。
これまでスパイダーマンの映画を観てきた人にとっては胸アツ間違いなしです。
ぜひこれまでの作品を観て欲しい
今回の作品を200%楽しむなら、これまでのスパイダーマン全作品をぜひ見返して欲しいです。このネタバレを知ってしまった以上、余すところなく楽しみましょう。
細かいところで「過去作品を知ってたら楽しめること」や「過去作品を踏まえた伏線回収みたいなもの」に気が付くはずです。
今なら日本の公開日1月7日までまだ時間があります。Amazonプライムなら全作見れると思うので全作見直してみてください。