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2020年12月15日、iOSとiPadOSの最新版「iOS 14.3」と「iPadOS 14.3」がリリースされました。
この記事ではそれぞれのアップデート内容を「共通の変更点」「iOSのみの変更点」「iPadOSのみの変更点」の3つに分けて紹介します。
iOS・iPadOS共通でアップデート・修正されたところ
iOS 14.3とiPadOS 14.3で共通するアップデートをまとめると以下の通りです。
- Apple Fitness+に対応(日本非対応)
- AirPods Maxに対応
- 写真アプリでiPhone 12シリーズで撮影できるApple ProRawの編集が可能に
- 写真アプリで25fpsで撮影可能に
- 古いiPhone・iPadでも前面カメラで左右反転撮影が可能に
- TV appの検索性が向上
それとAppleのリリースには記載されていませんが、以下の機能も追加されています。
- Siriショートカットでアプリを起動するとき、ショートカットを経由せずいきなりアプリが起動するように
- Safariなどの文字サイズ変更のアイコンが「大小」だったのが「ああ」に変更
Appleが発表したiOS 14.3とiPadOS 14.3の詳しい共通のアップデートはこちらをご覧ください。
Apple Fitness+
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- iPhone、iPad、およびApple TVで利用可能なスタジオスタイルのワークアウトとApple Watchを組み合わせた新しいフィットネス体験(Apple Watch Series 3以降)
- iPhone、iPad、Apple TVの新しい“フィットネス” Appで、Fitness+のワークアウト、トレーナー、パーソナライズされたおすすめをブラウズ可能
- 毎週、人気の上位10種類のワークアウトタイプにビデオワークアウトを追加: 高強度インターバルトレーニング、インドアバイク、ヨガ、コア、筋力、ダンス、ローイング、トレッドミルでのウォーキング、トレッドミルでのランニング、マインドフル・クールダウン
- Fitness+のトレーナーがワークアウト用に厳選したプレイリストを利用可能
- Fitness+のサブスクリプションは、オーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、イギリス、および米国で利用可能
AirPods Max
- 新しいオーバーイヤーヘッドフォン“AirPods Max”に対応
- ハイファイオーディオで豊かなサウンドを実現
- アダプティブEQにより、イヤークッションの装着状態に合わせてサウンドをリアルタイムに最適化
- アクティブノイズキャンセリングで環境ノイズを遮断
- 外部音取り込みモードで周囲の環境音を聞き取ることが可能
- 空間オーディオとダイナミック・ヘッド・トラッキングにより、まるで映画館にいるかのようなサウンド体験を実現
写真
- Apple ProRAWの写真を“写真” Appで編集可能
- 25 fpsでビデオを撮影するためのオプション
- iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、およびiPhone X、iPad Pro(第1世代および第2世代)、iPad(第5世代以降)、iPad mini 4、iPad Air 2で静止画を撮影する際に前面カメラを左右反転可能
プライバシー
- 新しいプライバシー情報セクションがApp Storeページに追加され、デベロッパから報告されたアプリケーションのプライバシー規約の概要を表示
TV App
- Apple Originalの番組や映画を簡単に見つけて視聴できるように、AppleTV+のタブを刷新
- 検索機能が強化され、ジャンルなどのカテゴリ別に参照でき、入力中に検索履歴や候補を表示
- 上位の検索結果に映画、テレビ番組、Podcast、チャンネル、スポーツの最も関連性の高い検索結果を表示
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App Clip
- Apple製App Clipコードを“カメラ”またはコントロールセンターからスキャンしてApp Clipを起動可能
Safari
- SafariのEcosia検索エンジンオプション
そのほかの修正点
- 一部の“メッセージ”の通知を受信できないことがある問題
- メッセージの作成中に連絡先グループのメンバーが表示されなかった問題
- Appのフォルダを開けないことがある問題
- Spotlightの検索結果や、SpotlightからのAppの起動が正しく動作しないことがある問題
- “設定”でBluetoothが利用できない場合がある問題
- WACプロトコルを使用するワイヤレスアクセサリおよび周辺機器の設定を完了できないことがある問題
- VoiceOverの使用中にリマインダーでリストを追加すると、キーボードが閉じてしまう問題
iPhone限定のアップデート・修正点
続いてiPhone(iOS 14.3)限定のアップデート内容と修正点です。
写真
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- iPhone 12 ProおよびiPhone 12 Pro MaxでApple ProRAWの写真を撮影可能
ヘルスケア
- “ヘルスケア” Appの“周期記録”で、妊娠、授乳、または避妊方法の使用を指定できるようになったことで、生理や妊娠可能期間の予測をより的確に管理
天気
- “天気”、“マップ”、およびSiriで空気質のデータを中国本土で利用可能
- 米国、イギリス、ドイツ、インド、メキシコで特定の空気質レベルになったときに健康上の推奨事項を“天気”とSiriで提供
そのほかの修正点
- 一部のMMSメッセージを受信できないことがある問題
- 一部のビデオを“写真” Appから共有したときに正常に表示されないことがある問題
- デバイスがワイヤレスで充電できなくなることがある問題
- MagSafeデュアル充電パッドでiPhoneをワイヤレス充電したときに最大電力未満にしか充電できないことがある問題
iPad限定のアップデート内容
空気質
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- “マップ”とSiriで中国本土の位置情報を利用可能
- 米国、イギリス、ドイツ、インド、メキシコで特定の空気質レベルになったときに健康上の推奨事項をSiriで提供
新製品・新サービス対応+おまけアップデート
今回のアップデートはiPhone 12シリーズとAirPods Maxという新製品、さらにApple Fitness+という新しいサービスに対応させるためのアップデートと、おまけとして天気アプリやヘルスケアのアップデート程度で、新製品を使わない多くのユーザーにとってあまり魅力のないアップデートでした。
細かいアップデート、バグの修正についてはAppleはあまり明かさないためわかりませんが、iOS 14にアップデートしている端末はアップデートしておいた方が良いかもしれません。
アップデート後は「1度再起動」がオススメ
iOS・iPadOSのアップデート後、いつも使える機能が使えなくなっていることがあります。
例えばアップデート後に通知が来なくなるのは「アップデートあるある」なくらいよく起こります。他にもiPhone・iPadとMacのクリップボードを共有する「ユニバーサル・クリップボード」が機能していなかったり、Handoffが使えなかったり。
そんなときはiOS・iPadOSのアップデート後、もう一度端末の再起動を行ってみてください。それで問題が解決することが多いです。
ソフトウェア・アップデートをする方法
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ソフトウェア・アップデートをする方法は以下の通りです。
- 設定を開く
- 少し下にスクロールして一般をタップ
- ソフトウェア・アップデートをタップ
アップデートがある場合は上記の画面にアップデート表示されますので、画面の指示に従ってアップデートを行ってください。
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